鹿児島釣り日記

NO34.カンパチ 山本 淳(水産資源科学分野 教授)

2018/04/02

リフレッシュ休暇を利用して今月2度目の釣行は、好調が続く宇治群島へ。
ところが、いきなり潮が動かない、メタルジグにかすりもしない。僚船からの情報では2、3日前に黒潮が南下したとのことで、底層は水温が低いらしい。リールを巻く左腕に疲れがたまる一方で、どこがリフレッシュなのかとつい独り言。「釣りは過去と未来が濃厚で、現在が極めて希薄な道楽」とは、けだし至言である。そこで、シニアアングラーの味方、電動リールとプラスチックワームに交代。前回の反省から針をネムリに替えたのが正解だった。まず、底物のアザハタをキャッチ。サイズの割りによく引いた。さらに、納竿間際にいい群れが回ってきた。3.5kgの力強い突進に対し、柔らかめのベイト竿+PE2号の細仕掛けはラインを何度も引き出され、なんともスリリングな数分間だった。いいサイズの本カンパのファイト、美しい魚体、すばらしい食味・・・。リフレッシュしたよ

初めて釣ったアザハタ
ネムリ針がしっかり上顎を貫通している
から揚げにした身はフワフワだった
NEW船天秤は優れもの
落とす時は天秤状態で、シャクリ上げる時はストレートになる
クーラーボックスの内寸ちょうどの全長70cm
刺身にしてよし、漬け丼にしてよし
1尾だけだったが、カンパチ最高!

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