鹿児島釣り日記

NO48.ケンサキイカ、ハタ類 山本 淳(水産資源科学分野 教授)、他 3名(江幡 准教授、奥西 助教、西元 総務係主任)

2020/08/01

コメント(山本):3年ぶりにようやく実現したアカイカの夜釣り。釣果は好調との最新情報があったし、それも今夏は4名での釣行なので、「沖漬けを作るために漬けタレを持参する」とか、「夜中に、釣れたてのイカ刺しをツマに、ビールで乾杯」とか、まるでお泊りの遠足の雰囲気。天気が安定し波も静かかったが、ポツポツとしか釣れない。ようやく掛けたイカの胴体にフグの大きな噛み傷が付いてくるわ、浮きスッテが噛まれてボロボロになるわ、鉛スッテを取られるわ、80センチ級のシイラが水面を泳ぎ回るわで、なかなか釣果が伸びなかった。それでも納竿までに30杯余りを釣り上げた。夜明けのジギングでは、久しぶりにホウキハタ(2㎏)を釣り、満足だったぞ。

尺フグに齧られ満身創痍の浮きスッテ
今年のホウキハタには
イカリムシモドキの寄生なし
アカイカのパスタ ほんのりとしたポン酢味がオリーブオイルに合う!
イカ刺しが一番


コメント(江幡):正月明けからずっと楽しみにしていたイカ釣り。待ちに待った当日は、海上に波風ひとつなく釣りをするのに最高の凪状態。日の入りとともに始まったイカ釣りでは、どの水深帯にイカがいるのかを見定めて、そこにルアーを落とし込むのが重要。釣れた人の声が船上に響き渡る。「今、水深30m!」、「今度は浅くなって20mくらい!」
その時の状況で刻々と変化するイカの群れとの勝負。突然、竿先がグッとしなって、手元に重たい感覚が伝わってくる。「おっ、ヒットした!」
慎重に釣り糸を巻き上げて引き上げた瞬間、びっくりしたイカが海水や墨を勢いよく噴射する!顔が潮まみれ、墨まみれになりながらも、イカとのやり取りが楽しい。
お月さんが夜空をきれいに照らす頃、山本先生が特製の生姜醤油で、イカ刺しを作ってくれました。釣れたてのイカ刺しは絶品でした!


コメント(奥西):待望のアカイカの夜釣りでした。昨年は度重なる台風で結局一度も出船できず、準備したタックルを1年間寝かすことになりました。
釣り番組やYoutubeで予習は万全だったので、ポイントに到着するなり仕掛けを投入します。イカがいるタナを探していると早速,山本先生がヒット。俄然やる気が出ます。続いて、西元さんにもヒット。釣れたタナの水深をヒントにスッテを上下させるとグンッと重くなります。ゆっくりリールを巻き巻きすると待望のアカイカ!サイズのわりにはグイングイン引くので楽しい!後ろの席では江幡先生も次々釣っています。
あたりの遠のく時間帯もありましたが、丁寧にタナを探っていると退屈しない程度に反応があって楽しかったです。船長曰く、かなり渋い日らしいですが、初めての身からすると大満足でした。家に帰って数えると大小入り交じり32杯でした。次回は100杯目指します。
夜が明けてからはジギングまで楽しませてもらいました。狙いの真鯛の姿は見られませんでしたが、初めてチカメキントキも釣れ、こちらも食べるのが楽しみです。
イカ刺しが絶品なのはいうまでもなく、イカめしもかなりおいしくできました。

まだ、アカイカ釣りを試したことがない方へのアドバイスをするとしたら、カウンター付のリールは必須です!

チカメキントキ、初めて釣りました
イカめし、案外簡単にできます。
お刺身はもちろん,火を通してもおいしい
半身は刺身、残りは煮魚で。美味。


コメント(西元):山本先生からお誘いいただき、天気も良くベストコンディションの中でのイカメタル釣行。奥西先生、江幡先生と4人でワイワイ大人の夜遊びへ!出航前、船で仕掛け準備をしながらの釣り話も大変有意義な時間でした。残念ながら、爆釣とはならず…フグと己との勝負でした。深夜の山本先生の即席イカの生姜醤油和えは本当に絶品で目が覚め、やる気が出ました!まだ仄暗い朝方に海面を泳ぐシイラの群れが光に照らされた光景はなんとも幻想的で綺麗でした。個人釣果は赤イカ27杯、魚2匹(カサゴ、カイワリ)でした。目標の100杯には程遠い結果でした。釣り人の特権、釣りたての新鮮なイカ・魚は刺身と沖漬けでビールと共に美味しくいただきました!



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