鹿児島釣り日記

NO52.ミノカサゴ 米嵜拓人(農林水産学研究科 水産資源科学専攻 環境保全学コース1年)

2021/07/28

7月下旬、甑島某所にて。
研究室の野外調査で甑島へ1泊2日で行った時の出来事です。その日は天候に恵まれ、日中調査を終え宿にて食事を済ませてから釣りの時間がやってきた。上甑と下甑が橋でつながったため、釣り場所の自由度はかなり広がった。ここで奥西将之先生と夜間に釣りをするのがこの調査の楽しみの一つだ。この日のコンディションは最高で潮の流れは穏やかで透明度も申し分なく魚の泳ぐ姿がよくわかる。まず先生はアジングを行い颯爽とアジを釣り上げていった。が、アジのサイズは南蛮漬けサイズばかりであったため私が用意していた仕掛けにそのアジを引っ掛けて泳がせてみたらという提案に乗り、私はアジを針に掛け投げてみた。しばらくして底の方を泳がせてみると何やら根掛かったような感触が。しかし生きたアジが根掛かるはずはないと、思い切って引き上げてみたところ何やら大きな翼を広げたような何かがついてくるではないか。すぐさま先生に玉網を構えてもらい何とか揚がったこいつはなんと50㎝を超えるミノカサゴであった。


これを釣り上げた後さらにもう一匹のミノカサゴが釣れたのだが、どうやら違う柄をしていたため、この種類に詳しい方がいれば是非ご教授願いたい(笑)。

 


こちらがもう一方のミノカサゴの鰭を落とした後の姿。より赤い体色が美しい。刺身にしていただくことにした、味はさっぱりとしていて程よい甘みに満足!

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