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2020年度公海域水産乗船実習日記[かごしま丸]最終話



乗船実習日記 最終話
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第5話「最終話」[9/19]
鹿児島へ帰港しました。漁具陸揚げ、船内清掃等を行い19日乗船実習終了となりました。かごしま丸は1週間後、次航海に出港します。
乗船前、長いと思っていた実習も過ぎてしまえばあっと言う間でした。「水産学部に来たからにはここでしか味わえない経験をしておこう」と乗船しましたが、海技士プログラム学生と比べ特に差が出ることなく、同じ体験ができました。大学に通って椅子に座りただ話を聞くよりも面白くて貴重な経験ができたので乗船して本当に良かったと感じています。(実習生:神谷 隼輔)
実習期間中、乗組員の方々に多くのことを教わったり、実物を見て学んだりと日々の生活の中では到底得ることができない貴重な経験をたくさんすることができました。
主体的に行動しなければ得るものが少ないと気付いた時には下船を迎えていました。
夢に向かって頑張ろうと思える実習でした。(実習生:永野 拓志)
学部講義で学んだ漁具を実際に使って延縄を行うことができた。鈎に餌をつけ、海中に設置、釣り上げられた魚はすぐ処理され急速冷凍される。漁業実習だけでなく、航海当直や入出港作業などを体験することができた。この実習で経験、学んだことを忘れずに後期授業も真面目に取り組もうと思う。(実習生:小山 虎之介)
第4話[9/15]
漁業実習終了しました。天候に恵まれず、予定回数に達しませんでしたが多くの魚種を確認することができました。

投縄準備
投縄作業
揚縄作業

メカジキ
乗船実習に期待と不安を抱いたまま参加した。期待はマグロの釣果であり、不安は船酔い。台風通過後の海はまだ波も高く不安は的中した。操業が始まると昨年と比べ多くの釣果があったのでとても嬉しかった。マグロ、サメ、カジキ様々な魚種を見ることができ、一生の思い出になる経験ができたと思う。(実習生:荒木 貢大)
船酔い。初めて鹿児島湾を出た日、航海当直に2分しか立てず迷惑をかけてしまいました。この実習中、何度も海技士プロをやめようと思いましたが乗組員の方々や友人の言葉に励まされ、これからも続けることを決心しました。船酔いは慣れると聞きましたが、今回の実習中慣れることはありませんでした。今の夢は外航船に乗船することです。(実習生:大江 元気)
乗船実習も終盤に差し掛かり、まもなく下船という感が学生の間に高まっています。今回の一番の思い出ではマグロ延縄実習でクロカジキ・メカジキが釣れたことです。これから乗船する学生へアドバイスしますが、酔い止め薬は持っていても損はしません。準備しましょう。(実習生:吉田 尭平)
第3話[9/9]
台風10号接近のため片付けていた漁具を再度準備し、マグロ延縄漁業実習に備えつつ南下中です。

台風避難中の南星丸

台風10号最大瞬間風速 52.0m/s観測
今年は新型コロナであったり、台風が続いてやって来たりと計画通りの実習だったとは言いづらいが、乗組員の方々は優しく熱心に接してくれて、船の食事はとてもおいしかった。来年はどうなるのか分からないがかごしま丸に乗船することを悩んでいる人は是非、乗船してほしいと思う。船上ではどんなことでも貴重な体験であることに間違いはないのだから。(実習生:田代 和輝)
新型コロナ流行のため乗船実習開講を危ぶんでいましたが無事に航海が開始され安堵しました。初めての外洋航海で船酔いがひどく嘔吐もしましたが、その日のうちに順応することができ自信をつけました。残り10日あまり、操業や漂流ゴミ観測などを行います。(実習生:川村 健太郎)
海技士を目指す私にとって3回のブイ係留や当直中に航海士の方から聞いた様々な話はとても面白く、勉強になりました。それだけで価値のある実習になったと感じました。何の予定もない夏を過ごすなら、かごしま丸に乗船してみてはいかがでしょうか?(実習生:花岡 優太)
第2話[9/5]
台風10号接近のため、南星丸とともに再度避難中です。
乗船してから約3週間が経過しました。共同生活という環境にも慣れ、仲間から色々な刺激を受けながら楽しんでいます。台風が過ぎれば出港、マグロ延縄漁業実習が再開されます。新たな発見、体験を楽しみながら仲間と協力して実習に臨みたいと思います。(実習生:津田 周平)
「水産学部に入学したから乗船してみよう」と軽い気持ちで履修しましたが、当初「不自由な生活が1月も続くのか」と後悔と不安がありました。しかし今はこの貴重な経験をすることができる環境を幸せに感じます。親、大学、乗組員の方など多くの支援によってこの環境は成り立っていることを再認識し、残りの実習も有意義なものにするよう積極的に行動、体調にも万全を期していきたいと思います。(実習生:篠原 有作)
陸に降りられない船の生活はきつく感じることもありますが、それ以上に得るものが多く自分自身で成長を実感します。残り2週間、台風の影響で予定変更が続いていますが、自分ができることを積極的にやっていこうと思います。(実習生:宮井 渉)
第1話[08/31]
8月19日鹿児島を出港、28日からマグロ延縄漁業実習を開始しました。しかし台風9号接近のため漁業実習は一時中断し、現在避難中です。

延縄揚縄中
延縄揚縄中の学生
獲れたマグロを抱えて

操業の合間にて
この乗船実習の折り返し点に来ました。乗船直後、航海実習に必要な座学から始まり、一週間後に出港しました。出港後、一番楽しかったのはマグロ操業です。数日かけて準備した縄に生きたマグロがかかっているのを見れたときは本当に嬉しく思いました。天測計算、マグロ操業などこの実習でしか体験できないことばかりの毎日です。特別な体験ができて本当に良かったと思います。(実習生:小笠原 真子)
この乗船実習ではマグロ延縄漁業や天体の高度を測定して計算することにより船の現在位置を導き出すことなどを勉強しました。マグロを獲るためには多くの準備がありとても大変でしたが、獲れたマグロを抱えその重さを感じた時、言葉にできないくらい感動しました。コロナウイルス感染防止対策の影響で制限はありますが日々の生活をみんなと一緒に楽しむことができています。この実習はとてもおすすめです。(実習生:土井 優大)
この乗船では長期間を船上で過ごし、乗組員の方々とマグロ延縄を行いマグロを獲り、航海当直中は満天の星空を見ることができます。人生で一度しか経験出来ないようなことばかり経験しています。この経験は水産学部でしか、水産学部生でしか経験できないので、水産学部に入学したら是非この実習を履修して欲しいと思います。(実習生:紙谷 晃徳)
奄美大島における「リュウキュウアユ」の食性を11月に学術誌で発表
縄張りを守るリュウキュウアユ

水圏科学分野の久米 元准教授、小針 統准教授による研究チームが、世界自然遺産の登録を目指す奄美大島の河川のみに生息する環境省絶滅危惧種指定「リュウキュウアユ」の非常に興味深い生態知見を明らかにしました。

本研究成果は、奄美大島の3河川で行ったリュウキュウアユの摂餌調査において、日本列島および朝鮮半島からベトナム北部に広く生息しているアユとは異なり、川底の付着藻類をほとんど摂餌できていないことを明らかにしたもので、これは、リュウキュウアユが非常に過酷な餌環境条件下で生活していること、奄美大島の河川では藻類の生産性が極めて低いことを意味しています。

久米准教授は、引き続きリュウキュウアユの個体数の増減を引き起こす要因について調査を進め、奄美大島の生物多様性を守るために適切な保全策を提言できるようにしたいと語っています。

なお、この研究成果は2020年11月発行の「魚類学雑誌」に掲載予定です。

川底の藻類を食むリュウキュウアユ
国分高校 桜蔭理工系女子育成プログラム 女性研究者訪問を実施しました

8月21日(金)、理工系女子育成プログラムの一環として、国分高校2,3年女子生徒16名と引率の教員1名が本学部を訪れました。加藤早苗准教授による「イカすイカの科学」についての講演とともに、先生自身の高校時代の話や理系の面白さに関する話題が提供されました。国分高校からは課題研究についての発表があり、加藤准教授と研究内容について議論を行いました。講義終了後には水産学部やイカに関する質問が多く寄せられ、参加者の笑顔あふれる研修となりました。

国分高校 桜蔭理工系女子育成プログラム 女性研究者のみなさんと加藤早苗 准教授(右上1)


第7回騎射場ぶり祭PLUSを開催しました

2020年1月25日(土)に、水産学部魚食普及サークルPESCAが運営する「第7回騎射場ぶり祭PLUS」が行われました。今年は雨模様でしたが、例年通り1000人を超えるお客様が騎射場を訪れ、東町漁協や牛根漁協の養殖ブリや垂水市漁協の養殖カンパチ、枕崎産かつお節などの県産水産物を様々な料理で楽しみました。

【第8回かごしまTechミーティング】「『南星丸』に出来ること ~ 使い方はあなた次第!! 船で学んでよし、調べてよし、試してよし ~」を開催しました
「南星丸」について語る幅野船長

かごしまTechミーティングとは、大学との産学連携や、大学が持つ先端技術を知る「きっかけづくり」のためのオープンな場を目指した事業です。
少人数制産学マッチングイベント「かごしまTechミーティング」(鹿児島市HP)

2020年2月20日、鹿児島港小川埠頭に停泊中の水産学部附属練習船「南星丸」にて、今年度8回目のかごしまTechミーティング(鹿児島市、鹿児島大学産学・地域共創センター主催)が開催されました。
今回のテーマは、水産学部 附属練習船 南星丸 /船長の幅野明正 准教授による「鹿児島大学水産学部附属練習船『南星丸』に出来ること~ 使い方はあなた次第!! 船で学んでよし、調べてよし、試してよし ~」です。

2002年に建造された南星丸は、これまで錦江湾、薩南海域を中心に、徳之島から済州島といった九州沿岸での海洋調査や漁業調査など、学生実習や研究に従事してきました。近年では、大学生の乗船実習や研究調査航海以外にも、公開講座による一般乗船体験や教員免許更新講習「練習船を用いた海洋教育手法」、三島村との共同研究「わたしたちの海から地球(ジオ)を学ぶ(地球科教育)」などにも利用され、動く海洋教育の場としても貢献しています。幅野船長からは練習船の様々な観測機器や漁具についての紹介があり、またそれらを用いた実績が紹介され、参加者のみなさんとどのような活用ができるか意見交換を行いました。練習船は海洋における各種サンプリングや機器試験などあらゆるニーズに対応でき、また海洋教育の動く教室としても活用できます。共同研究や研修などでのご利用を希望される場合は、ぜひご相談ください。

志布志港で「かごしま丸見学会」を開催しました
高校生船内見学

2020年2月15日、志布志港若松埠頭で行われました「かごしま丸見学会」に、鹿児島県立志布志高等学校の生徒・教員10名、東串良町立柏原小学校の児童・教員26名が参加されました。

午前の志布志高校の部では、内山船長による大学・水産学部紹介の後、乗船実習学生による船内見学が行われ、続いて近年話題となっている海ごみ問題について、産学・地域共創センター特任教授の藤枝 繁先生による特別講義「北太平洋で見つけたもの」が行われました。ここでは2012年に実施しましたかごしま丸による北太平洋震災漂流物調査(ハワイ航海)の結果が紹介されました。また最後の「大学生活Q&A」コーナーでは、これから進学を目指す高校生からの「寄港地ではどのようなことをしていますか」「高校時代にしておくべきことは?」「どんなアルバイトをしていますか?アルバイトで稼いだお金の使い方は?」といった質問に、大学生が丁寧に回答していました。

また午後の柏原小学校の部では、同じく船内見学の後、藤枝先生がこれまで海岸で集められた漂着物について、実物を使った紹介がありました。イルカの骨やきれいなビーチグラスを手に、歓声や僕も拾ってみたいという声がたくさん上がりました。子供たちは帰宅後、「船にはたくさんの機械があってびっくりした」「船の構造って複雑、作った人ってすごいね」「海にはたくさんの宝物があるんだって」「かごしま丸は大きくて、エンジンルームを見てワクワクした」「学生さんが明るくて楽しかった」という感想を話していたそうです。

小中学生と乗船学生の集合写真
高校生へ内山正樹 船長挨拶
大学生活の質問コーナー
小学生船内見学
与論島で小学生を対象とした「海の環境教室」を開催しました
海の環境教室「サンゴ礁の世界」についての講義

令和元年10月12日に与論町漁業協同組合会議室において、与論町立茶花小学校5年生を対象として「海の環境教室」を開催しました。
江幡恵吾准教授が「鹿児島の海の魅力」について、松岡 翠技術職員が「サンゴ礁の世界」について講義をしました。参加した23名の生徒は水中映像や写真に目を輝かせながら話に聞き入り、講義終了後には海や魚に関する質問が数多く寄せられました。
講義の後には漁協の水揚げ場において、与論島沿岸に生育しているサンゴを実際に見たり触れたりする体験を通じて、サンゴの生態について理解を深めました。
なお、「海の環境教室」の実施に関して、令和元年10月19日付けの南海日日新聞に掲載されました。

「鹿児島の海の魅力」江幡恵吾 准教授
「サンゴ礁の世界」松岡 翠 技術職員
与論沿岸に生育するサンゴの実習
公開講座「海の生物の不思議~ダイオウイカを知ろう~」を開催しました

2019年7月27日(土)公開講座「海の生物の不思議~ダイオウイカを知ろう~」を開催しました。
本公開講座には、夏休みの自由研究をかかえた小学生、生物に興味をお持ちの中高生から、還暦を超える方など80名ほどの方々にご参加いただきました。
加藤早苗准教授によるイカとダイオウイカに関するクイズを交えた簡単な講義の後に、ドキュメンタリー映画「巨大生物 進化の謎 ~ダイオウイカ大解剖~」を上映致しました。皆さんとても熱心にご参加いただき、講義終了時には多くのご質問やご感想をいただきました。
詳しい内容についてはこちらをご覧ください。

「ドリーム桜島タイム」体験活動で東桜島中学校の生徒さんが見学されました
佐野雅昭 教授(左)と東桜島中学校2年生8名

令和元年7月1日(木)に鹿児島市東桜島中学校10名(生徒2年生8名、教員2名)が、総合的な学習の時間「ドリーム桜島タイム」の体験活動の中で、水産学部内の見学と講話(鹿児島湾に生息する魚、養殖、水産業と観光との関連等)聴講のため、水産学部訪問があった。
当日は佐野副学部長(広報担当)が「錦江湾探検隊パンフ等」を資料にして丁寧に説明を行った。生徒の方々からの質問タイムでは、「魚の旬の時季」、「魚の鼻の数」の質問がある等、熱心な聴講となり謝意が述べられ、水産学部への関心が深められた。

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