2019年10月29~31日にマレーシア・クアンタンで開催された国際会議ICOSMaP 2019(International Conference on Oceanography and Sustainable Marine Production 2019)に日本側から本学水産学部・前田広人教授、江幡恵吾准教授、産学地域共創センター・古里栄一特任准教授、島根大学・鮎川研究員が参加しました。
基調講演では、江幡恵吾准教授が「Fishing technology for harvesting seafood in Japan」と題して、日本の水産業の概要、棒受網で漁獲するイワシ類の鮮度向上、底曳網の網改良による省エネルギー化などに関する技術開発について紹介しました。
ICOSMaP 2019には、本学が学術交流協定を締結しているマレーシア国際イスラム大学、マレーシア・トレンガヌ大学の教員、大学院生が多数参加しており、国際会議の会期中に研究交流を図ることができました。
2003年に本学部と東南アジア漁業開発センター(SEAFDEC)との間で学術協力に関する協定を締結して以来、SEAFDEC職員、本学部の教員、学生との間で活発な交流を図ってきました。このたび協定期間の満了を迎え、今後さらに5年間の延長をするために、2019年8月26日に本学部学部長室において協定更新に関する調印式を行いました。
SEAFDECからは、Dr. Kom Silapajarn事務局長、Mr. Akito Sato 次長、Ms. Nualanong Tongdeeの3名の職員が来学しました。
調印式の終了後には特別セミナーを開催し、Dr. Kom Silapajarn事務局長による特別講演「SEAFDEC のIUU 漁業対策の紹介」が行われました。本学部の教員からはSEAFDECとのこれまでの活動実績を報告し、また、大学院・熱帯水産学国際連携プログラム(ILP)について紹介しました。SEAFDEC職員は本学部の実験施設も視察され、今後、さらに連携を図っていく上で双方の理解を深める貴重な時間となりました。