水圏科学分野 ４年 錦戸裕来
私は、幼少期から海や水棲生物に興味があり、それらについて知識を深めたいという思いから鹿児島大学水産学部に入学しました。水産学部の講義では、私がこれまでに受けてきた授業と違い、海や水棲生物に関わる専門的な内容を学ぶことができ、毎回の授業や実験・実習が新鮮な気持ちでいっぱいでした。私は様々な講義を受けていく中で、特に海藻と魚類について強い関心を抱き、卒業研究および修士研究では、海藻と魚類の関係性について調べ、海藻の保全という観点から海の生態系を守っていくための研究を行いました。研究室では、ダイビングをして海中をフィールドに調査を行うことができ、海の生態系の現状やその変化を自分の目で見ることができました。また、大学院の講義では、フィリピンの海藻や海の生態系について学ぶ機会があり、よりグローバルな視点で環境問題について考えるきっかけを得ることができました。
私は、水産学部に入学した当初、幼少期から好きだった水族館で働きたいと考えていました。しかし、学部および大学院での経験を通して、より広い地域でフィールドに出て環境問題対策に取り組みたいと考えるようになり、コンサルタント業界という道を選びました。私は、水産学部に入学したことで、もともと好きだった海や水棲生物について知識を深めることができただけでなく、自分の本当にやりたいこと・進みたい道を見つけることができました。皆さんも水産学部で新しい刺激を得て、楽しいキャンパスライフを送ってみませんか？
