平野魁大さん(大学院農林水産学研究科・食品創成科学専攻2年)が第43回和漢医薬学会学術大会にて優秀発表賞を受賞

優秀発表賞を受賞した大学院農林水産学研究科・食品創成科学専攻2年 平野魁大さん

 大学院農林水産学研究科食品創成科学専攻2年(塩崎研究室所属)の平野魁大さんが、昭和医科大学で開催された第43回和漢医薬学会学術大会において、「優秀発表賞」を受賞しました。和漢医薬学会は、漢方薬や生薬、天然物などを対象として、基礎研究から臨床研究まで幅広い研究成果が発表される学会であり、同賞は優れた研究発表を行った若手研究者に贈られるものです。

 

 受賞研究のテーマは、「ゼブラフィッシュモデルを用いた人参養栄湯の運動能改善および抗疲労作用の検討」です。加齢などに伴う筋肉量や筋力の低下は、身体機能や生活の質(QOL)の低下につながる重要な課題です。人参養栄湯は、体力低下や疲労などの症状に対して臨床で広く用いられている漢方薬ですが、その作用メカニズムについては十分に明らかになっていません。本研究では、ゼブラフィッシュをモデルとして、この漢方薬が筋肉や運動機能に及ぼす影響とその作用機序について検討しました。

 

 その結果、摂取したゼブラフィッシュにおいて運動持久力が向上することを示しました。さらに、筋組織の解析から速筋線維の肥大が認められ、筋形成や筋機能に関与する遺伝子の発現も変化することを明らかにしました。

 

 本研究成果は、臨床で用いられている人参養栄湯の運動能改善および抗疲労作用を基礎研究の観点から裏付けるとともに、その作用メカニズムの解明につながる重要な知見を提供するものです。

 

 今後のさらなる研究の発展が期待されます。

第43回和漢医薬学会学術大会 優秀発表賞

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