かごしま丸が熱帯水産学国際連携履修プログラム(ILP)構成研究科の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました

船内見学(操舵室)

令和5年9月25日、本学部附属練習船かごしま丸は、熱帯水産学国際連携履修プログラム(ILP)構成研究科の学生を対象とした乗船実習を実施しました。

この事業は、教育関係共同利用拠点認定事業の一環であると同時に、平成26年度に開設された国際連携による研究科(修士課程)熱帯水産学研究科プログラム(ILP: Postgraduate Programme on Tropical Fisheries with International Linkage)に基づき、水産学部で開講された農林水産学研究科サマーセッションに参加したILP構成研究科の学生を対象として実施されたものです。ILPは、鹿児島大学大学院農林水産学研究科に加え、インドネシア国サムラトランギ大学水産・海洋科学研究科、同ボゴール農科大学水産・海洋科学研究科、マレーシア国マレーシア・トレンガヌ大学水産・養殖学研究科、フィリピン国フィリピン大学ビサヤス校水産海洋科学研究科、タイ国カセサート大学水産学研究科、ベトナム国ニャチャン大学大学院研究科、台湾国立嘉義大学生命科学院が連携し、共通するルールの下に共同で構築・運営する大学院国際共同教育プログラムです。ILP構成校からは、塩﨑一弘准教授(食品生命科学分野)に引率された6大学の研究科の学生6名(サムラトランギ大学1名、マレーシア・トレンガヌ大学1名、フィリピン大学ビサヤス校1名、カセサート大学1名、ニャチャン大学1名、国立嘉義大学1名)が参加し、塩﨑研究室所属の4年生6名と共に、谷山港停泊中のかごしま丸船内で幅野明正船長以下かごしま丸教員から指導を受けました。

参加学生は、畑辺次席二等航海士から“Training Ships: Overview of its educational and research activities ”と題して、水産学部と附属練習船の概要、かごしま丸の特色である電気推進システムや特殊操船機能及び搭載されている各種の漁撈設備や生物採集具、海洋観測機器を使った教育研究について英語と日本語で講義を受けた後、かごしま丸教員の案内で船内を見学しました。短時間の実習でしたが、参加したILP構成研究科の学生は大型練習船での実習に満足したようでした。塩﨑准教授は、「参加学生は、これまで鹿児島滞在中に練習船での実習の機会が無かったので、今回の実習は彼らにとって非常に貴重な経験となったと思う。来年度以降も今回のような乗船実習をサマーセッションの日程に取り入れて継続実施していけたら嬉しく思います。」と語っていました。


幅野船長挨拶
船内講義
参加学生の集合写真

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