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農林水産学研究科 内村未来さんが第2回環境化学物質3学会合同大会で環境毒性学会若手奨励賞を受賞しました

農林水産学研究科の内村未来さん(水産資源科学専攻、環境保全学研究室)が5月30日~6月4日に徳島で開催された第2回環境化学物質3学会合同大会にて、環境毒性学会 若手奨励賞を受賞されました。なお、内村さんは第1回の同大会でも同賞を受賞しており、2年連続での受賞になります。

今回受賞した研究題目は「海産メダカ胚に対する酸素化多環芳香族炭化水素類の影響とヒメダカ胚との感受性の相違に関する研究」です。酸素化多環芳香族炭化水素類(OxyPAHs)は石油や排ガス中に含まれる多環芳香族炭化水素類から、光反応やその他様々な作用により生成する物質で環境中に広く存在していると考えられます。しかし、水環境における分布や水生生物に対する影響はあまり知られていません。第1回大会でOxyPAHsが淡水魚のヒメダカ胚に暴露したときの影響を明らかにし、さらに今大会では海産魚ジャワメダカ胚に対する影響を明らかにして、ヒメダカ胚に対する影響との違いなどを検証した研究について発表しました。今回、明らかにされた影響は比較的低い暴露濃度でも観察され、実海域における影響も懸念されるところです。

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