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国際学会PICES-2019でM2 中屋慧さんがベストポスター賞を受賞しました
(左)佐久間美明水産学部長、(右)M2 中屋慧

10月16日から27日にカナダのビクトリアで開催された国際学会PICES-2019(北太平洋海洋科学機関2019年次会合)でM2の中屋慧さんがベストポスター賞を受賞しました。

演題:Early life history of Japanese horse mackerel Trachurus japonicus in the north Satsunan area, southern Japan(北部薩南海域におけるマアジの初期生活史)

かごしま丸が宮崎大学の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました
操舵体験

令和元年11月28日から12月3日の6日間、本学部附属練習船かごしま丸は、教育関係共同利用拠点認定事業の一環として、宮崎大学の学生を対象とした乗船実習を実施しました。
同大学からは深見裕伸教授と宮西弘助教に引率された農学部海洋生物環境学科2年生の24人の学生が参加し、内山正樹船長以下のかごしま丸乗組員の指導を受けました。
この実習は、かごしま丸を利用して、外洋域での各種海洋調査及び生物採集の手法を学習することを目的として平成23年から継続実施されているものです。実習初日は停泊中の船内で、かごしま丸教員による乗船ガイダンスと講義「国際漁場としての東シナ海および着底トロール漁業」及び「水産系練習船の連携による漂流・海底ごみ実態調査」、宮西助教による研究紹介「魚の生理を理解して応用に繋げる」が行われました。2日目は9時過ぎに鹿児島を出港し、操舵体験、船内見学、ロープワークを行いながら東シナ海のトロール操業海域を目指し、途中、薩摩半島沖でのCTDと多筒採水器による海洋観測、ニューストンネット曳網による水表生物の採集と観察及び日没後の稚魚ネット曳網による生物採集と標本観察の実習を行いました。3日目は東シナ海の陸棚域で2回の着底トロール操業と漁獲物の同定・測定実習を行ないました。参加学生は、これらの実習に加えて、かごしま丸が全国の大学の水産系練習船5隻と連携協力して実施中の環境省事業「漂流マイクロプラスチックを含む漂流・海底ごみの分布実態調査」の一環で、ニューストンネット曳網による表層に浮遊するマイクロプラスチックの採集と着底トロール曳網による海底ごみ回収調査を体験するなど、大型船舶を使った洋上における海洋生物と水圏環境の調査手法を体験しました。かごしま丸は12月1日に指宿市山川に寄港し、翌2日に有限会社マルサカ坂井商店かつお節工場を見学しました。宮崎大学の教員・学生は、坂井弘明社長からかつお本枯節の原料、製造工程、消費について詳細な説明を受けると共に、活発に質問していました。夕食後は、谷山沖に錨泊した船内で、本実習での体験や学習内容から班ごとにテーマを決めて、実習中に得た資料や情報、文献調査の結果をパワーポイントにまとめてグループ発表を行いました。
今回の実習は、全航程好天に恵まれ、予定していた実習を無事故で全て実施できたこともあり、参加した宮崎大学の教員・学生は大いに満足したようでした。深見教授は、「毎年のことだが、この乗船実習の前と後で学生が人間として少し成長しているのを実感している。大型練習船でのトロール操業や海洋観測実習はもちろん、船上での団体生活、鹿児島大学の学生との交流を通した相互啓発も含めて、学生たちにとって貴重な経験となっている。来年以降も共同利用制度を利用して、この乗船実習を継続できればありがたく思います。」と語っていました。参加した学生には、同大学の海洋生物探査講座の単位が付与される予定です。
平成31・令和元年度のかごしま丸共同利用航海は、本航海終了をもってすべて計画通りに実施を完了しました。

着底トロール操業
かつお節工場見学(坂井商店、山川)
グループ発表
鹿児島大学練習船基金について

― 練習船を用いた海洋立国を支える専門人材の育成・確保に向けて ―

基金の趣旨

平常より鹿児島大学練習船“かごしま丸”及び“南星丸”に対し格別のご支援を賜わりまして、心より感謝申し上げます。

練習船は、教育面では「海洋立国を支える人材の育成」を担い、研究面では「環黒潮圏の生物資源・海洋環境変動に関する先端的知見」を解明しています。また海底資源探査や海洋エネルギー調査等、水産学以外でも様々なテーマで多目的利用されている、世界的にも稀有な洋上プラットホームであり、本学にとって必要不可欠な施設です。

かごしま丸は1950年河川砲艦を改装し初代として運用開始、1960年2代目として本格的な漁業練習船となり、1981年には3代目が就航、30年を経て2012年現かごしま丸(935総トン)4代目が就航しました。これまで歴代かごしま丸は東シナ海、太平洋そしてインド洋で漁業実習、航海運用学、海洋気象学等の実習に供されるとともに国際海洋観測、米国や東南アジア各国との共同調査に従事し、外地寄港の際は国際交流を行ってきました。

南星丸は1967年初代が木造で建造され、沿岸海域を中心に実習を行って来ました。1976年2代目は鋼船となり、2003年度水産専攻科の廃止と共に廃船となる大型練習船敬天丸の役割も担い鹿児島湾から南西諸島沿岸水域まで活動範囲とするため大型化・高速化され2002年現南星丸(175総トン)3代目が就航しました。

現在2隻の練習船を使用し、水産学部学生及び大学院生並びに全国水産・海洋系大学学部学生及び大学院生のみならず様々な分野の教育・研究のため、沿岸から遠洋に至る色々な海域で海洋環境、生物資源の調査・研究、漁業実習、漁獲物処理実習そして船舶の運用・航海実習などを行っています。令和元年度かごしま丸は1週間以上の中長期航海を16航海で173日(学生乗船期間197日)、南星丸は5日以内の短期航海を90航海で205日、の運航計画で乗船実習を行っています。

財政面では、近年の原油価格高騰等の影響により、重油代やドック経費、船舶保険料など基幹的経費が増大しており、両船で年間約4.1億円の練習船運航費が必要(詳しくは下記の所要額内訳表をご参照ください。)ですが、一方で、練習船の予算は2004年の国立大学法人化以降の運営費交付金の継続的な削減により大きく減少しており、予算不足から機器更新もままならず、このままでは安心・安全で効果的な運航が難しい状況となっております。

そのため、本学部としても財政計画を策定し、経費節減や傭船利用拡大、外部資金獲得など積極的に取り組んでおりますが、このたび財務基盤のさらなる強化、拡充に関し大学OBを初めとする広範な大学関係の方々にご協力をお願いするため「鹿児島大学練習船基金」を設立しました。

皆さまの温かいご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

鹿児島大学水産学部長
佐久間 美明

【参考】直近5か年実績に基づく練習船運航費所要額内訳表

(単位:億円)

物件費 小計 人件費 合計
重油代 ドック経費 船舶保険料 航海日当食卓料 その他(光熱水費等)
0.4 0.5 0.25 0.25 0.4 1.8 2.3 4.1

基金の使途

対象事業 内  容
練習船を用いた教育、研究、社会・国際貢献の充実に関する事業 海洋立国を支える専門人材の育成、海洋調査及び海洋科学技術に関する研究開発の推進、地域課題や国際的課題の解決等
練習船の環境整備に関する事業 教育研究環境の機能維持・強化のための施設設備の充実、必要な修繕や検査等
その他この基金の目的達成に必要な事業 その他、練習船を活用した事業支援等
※上記のほか、鹿大「進取の精神」支援基金の管理運営を円滑に行うことを目的として、本基金に対する寄附金の一部を鹿大基金の全学共通経費として使用させていただきます。

寄付金による税制上の優遇措置

ご寄附者様が個人の場合
  1. 所得税の控除: 所得税法により、その年に支出した寄附金の額(所得の40%が限度)から2千円を引いた額を、所得税の課税所得から控除することができます。本学より入金後に発行する「寄附金領収証書」を添えて、確定申告をしてください。
  2. 住民税の軽減: 平成20年度の税制改正により、個人住民税の寄附金控除制度が拡充され、自治体が条例で指定した寄附金が新たに控除対象となりました。2千円を超え総所得金額等の30%までの寄附金額に対して、都道府県は税率4%、市区町村は税率6%を乗じた額が控除されます。本学は、現在、鹿児島県鹿児島市から「控除対象となる寄附の相手先」の指定を受けております。鹿児島県・鹿児島市以外の自治体につきましては、各自治体へお問い合わせください。
ご寄附者様が法人の場合

法人税法により、寄附金の全額を損金算入することができます。

寄付金の受入れの制限

次に該当する寄附金は、受け入れることができません。

  1. 寄附金により取得した資産を寄附者に無償で譲与すること。
  2. 寄附金による研究の結果、特許権又はこれに類する権利が生じた場合、これを寄附者に無償で使用させ、又は譲与すること。
  3. 寄附金の使用について、寄附者による財務監査が義務づけられているもの。
  4. 寄附金を受入れた後、寄附者が自己の意思により寄附金の全額又は一部を取り消すことができるもの。

ご寄付をいただいた方の顕彰

鹿児島大学練習船基金へご寄附をいただいた皆様には、領収書とともに鹿児島大学長よりお礼状をお送りいたします。また、ご芳名および寄附金額を水産学部ホームページに掲載いたします(ご芳名および寄附金額の掲載にそれぞれ同意された方に限ります)。

ご寄付の手続き

鹿児島大学練習船基金へのご寄附は、「鹿大『進取の精神』支援基金」の制度を通じてお手続きいただきます。専用ウェブページからお申し込みいただきますと、クレジットカード/コンビニエンスストア/インターネットバンキング(Pay-easy)等の支払い方法を選択できます。

お問い合わせ先

鹿児島大学水産学部会計係(船舶担当)
〒890-0056 鹿児島市下荒田4丁目50番20号   電話: 099-286-4032

附属練習船 かごしま丸・南星丸

ポスターはこちらをクリックしてください


水産学部は、教育・研究施設として、かごしま丸と南星丸の2隻の練習船を保有しています。

 

かごしま丸での海洋観測

かごしま丸は2012年3月に完成した、世界でも有数の高性能練習船です。2013には、シップ・オブ・ザ・イヤー2012(漁船・作業船部門)を受賞しました。かごしま丸は、風浪のある洋上で定点に留まることや、船をその場で360度方向転換させたり真横に移動することができる特殊操船機能を有しています。また、電気推進システムを採用したことで、船内の騒音や振動が少なく、静粛性が高い船となり、居住性が向上しました。横揺れを低減させる船体構造や男性女性それぞれ専用の衛生設備を充実させるなど、快適で安全な船内生活の提供を実現しています。高度の海洋観測機器や多様な漁労システムを用いた洋上実習や実験・観測のプラットフォームとして、日本近海から太平洋や東南アジア海域で実習及び調査研究航海を実施しています。

 

南星丸でのLCネット操業

南星丸は、2002年11月に完成した中型練習船で、2003年にはシップ・オブ・ザ・イヤー準賞を受賞しました。南星丸は、鹿児島湾から薩南海域を主な活動海域として、漁業実習や海洋観測実習、漁具性能試験、航海計器や船体運動等に関する洋上実験、そして底びき網や計量魚群探知機等を使い水産資源や海洋環境の調査研究を実施しています。

 

公海域水産乗船実習
かごしま丸は、毎年、「公海域水産乗船実習」受講の水産学部2年生を乗せて、中西部太平洋海域で長期実習航海を行ないます。航海中は、操舵室での見張りや天体(太陽、星)の高度測定による船位決定などの大型船運用実務や公海域でのまぐろ延縄操業、海洋観測などの実習を行ないます。また、見学や補給のためにアジア諸国等に寄港するとともに、現地の大学や研究機関等を訪問します。寄港地で海外の大学の教員や学生が乗船して、船上で集団生活を送りながら各種の実習を行なことも多く、国際的視野を拡げるきっかけにもなります。

南星丸でのロープアワーク実習

水産学とキャリア乗船実習
水産学部が新1年生に最初に提供する実習が「水産学とキャリア乗船実習」です。1年生全員が、6班に分かれて、かごしま丸または南星丸のいずれかに1泊2日の行程で乗船し、鹿児島湾内で実習を行います。

 

六分儀を使用した測位

大型船舶の航海士養成
鹿児島大学水産学部は三級海技士(航海)第一種養成施設です。鹿児島大学水産学部から東京海洋大学水産専攻科(修了年限1年)へ進学し、必要な科目を修了した者は海技士(船長/航海士)として大型船の船舶運用に従事するために必要な、三級海技士(航海)の筆記試験免除や口述試験受験に必要な乗船履歴などの資格を得ることができます。男女を問わず、卒業生の多くが、商船、漁船、調査船等の航海士として活躍しています。

 

長さ:(全長)66.92 m
定員:72 人
幅(型):12.10 m
乗組員:28人
深さ(型):07.00 m
教  員:4 人
総トン数(国内):935 トン
学  生:40 人
総トン数(国際):1284 トン
航海速力:約12.5 ノット
長さ(全長):41.96 m
定員:30 人
幅(型):07.50 m
乗組員:14 人
深さ(型):03.30 m
教員・学生:16 人
総トン数(国内):175 トン
航海速力:約12.5 ノット
マレーシア・トレンガヌ大学でのPublic Talkで講演を行いました
Public Talk

2019年11月24日にマレーシア・トレンガヌ大学で開催されたPublic Talkで、本学部・田角聡志准教授、江幡恵吾准教授が講演を行いました。
田角准教授は、魚介類の寄生虫がどのようにして宿主を認識しているのか、その仕組みについて実例を示しながら説明しました。また、江幡准教授は、日本の漁船漁業の現状を紹介した上で、棒受網漁業の操業によってイワシ類が受けるストレス、コンクリート魚礁を用いたアワビ類の生息場造成などに関する研究紹介を行いました。

日本の水産研究を紹介
参加したマレーシアの学生さんたち
マレーシアの学生さんたちとの記念撮影

 

本学とマレーシア・トレンガヌ大学とのケニェール湖での共同観測を実施しました

ケニェール湖は東南アジア最大の人造湖で、最近観光客が増加し、環境保全が課題になっている湖です。今回は鹿児島大学水産学部・前田教授、鹿児島大学産学地域共創センター・古里特任准教授、島根大学・鮎川研究員およびトレンガヌ大学に留学中の水産学部院生・岩本さんと、トレンガヌ大学のIehata講師を含む9名のスタッフと合同で共同観測を実施しました。この湖には、トレンガヌ大学所属のハウスボートがあり、それに乗船して観測が行われました。その結果、これまで地元の人達も知らなかった、鉛直的な水質の特徴が明らかになりました。(2019年11月)

鹿児島県の主催で、鹿児島大学と中国・清華大学との環境分野の交流事業を実施しました
訪問団

鹿児島大学からは団長(前田・水産部教授)以下教員2名(冨安・理工学科教授、藤枝・産学地域共創センター特任教授)と院生2名(連大生・曹さん、理工学科院生・野添さん)が参加しました。

 

令和元年度中華人民共和国清華大学との環境分野交流事業

期日:令和元年11月12日(火)〜15日(金)

【概要】
本事業は、平成27年度から中華人民共和国の総合大学である清華大学環境学院の研究者等と本県の環境分野の企業等の専門家,研究者の交流を図り,環境対策の現状について意見交換や現地調査を相互に行うなど,相互の課題解決に向けた技術の向上や将来の環境ビジネスへの展開の礎となるネットワークを構築することを目的とした環境分野での交流事業(学術交流)です。平成30年度は,清華大学環境学院の研究者等を本県に受け入れ,鹿児島大学の環境分野の研究者や大学院生,県内企業等の専門家との学術交流会や環境関連施設の視察等を実施しましたが、本年度は鹿児島県から大学の研究者等や県内企業等の専門家を清華大学環境学院へ派遣し,交流事業を実施しました。本大学からは、水産学部 前田広人 教授(微生物学)、大学院理工学研究科 冨安卓滋 教授(環境化学)、産学・地域共創センター 藤枝 繁 特任教授(海洋環境学)および大学院生2名が参加しました。

【事業内容】
11月13日(水) 学術交流会(全体発表、研究グループ討議「水環境、廃棄物、土壌」)、研究施設見学(清華大学)

11月14日(木) 高安屯ごみ処理・発電施設、北京排水集団高碑店汚水処理場)等見学

学術交流会(全体発表、清華大学)
学術交流会(全体発表、清華大学)
学術交流会(研究グループ討議「水環境」、清華大学)
かごしま丸が大学院連合農学研究科、東京海洋大学、九州大学及び愛媛大学の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました
係留系設置作業

令和元年11月16日から25日の10日間,本学部附属練習船かごしま丸は,教育関係共同利用拠点認定事業の一環として,本学大学院連合農学研究科、東京海洋大学、九州大学及び愛媛大学の学生を対象とした乗船実習を実施しました。
連合大学院農学研究科からは「人材養成学生支援セミナーII~洋上セミナー~」受講の博士後期課程1年生の学生1人(本学農学部)が参加しました。また、東京海洋大学からは長井健容助教に引率されたペルー国立アグラリア・ラ・モリーナ大学からの交換留学生2人が、愛媛大学からは大学院理工学研究科修士課程の2年生2人とスーパーサイエンス特別コースの3年生1人が、九州大学からは同大応用力学研究所の遠藤貴洋准教授に引率された大学院総合理工学府博士課程の学生1人が参加し、それぞれの学位研究や卒業研究の一部として参加し,内山正樹船長以下のかごしま丸乗組員と学部から参加した中村啓彦教授、仁科文子助教の指導を受けました。
この実習は、平成27年から本学水産学部の海洋学グループが、国内の大学及び研究機関との連携による新学術領域研究「海洋混合学の創設-物質循環・気候・生態系の維持と長周期変動の解明」の一環として実施している「黒潮とその源流域における混合過程・栄養塩輸送とその生態系の基礎構造の解明」のための海洋観測の現場で、様々な領域の研究者との協働経験や交流を通して、研究者としてのキャリアプランを描くことを主テーマとして行われました。連合農学研究科の学生は、トカラ群島北部の平瀬周辺の観測海域で、本学の教員と余席利用で乗船した米国ワシントン大学応用力学研究所のRen Chieh Lien博士の研究チーム、独立行政法人海洋研究開発機構及び東京大学大気海洋研究所の研究者らと協働し、係留系の設置・回収、設定された観測線上や観測線間でのCTD-CMS、ADCP、自律型フロート(EM-APEXフロート)等を用いた高度な海洋観測を体験するとともに、最先端の科学的成果構築の一端を担いました。東京海洋大学と九州大学の学生は、曳航式鉛直乱流計(UVMP)や曳航式自由落下CTD (Underway-CTD)を用いた観測及び係留系による観測により、愛媛大学の学生はTwin-NORPACネットによるプランクトン採集と船上での培養実験やCTD-CMSによる採水と試料分析を通して、それぞれの博士・修士研究や卒業研究に必要な試料やデータの収集を行うと共に、余席利用で乗船した研究者による海洋観測の一部にも参加しました。また、航海中には、Ren Chieh Lien博士による講演も行われました。なお、この実習航海には,「大学院洋上観測乗船実習」受講の本学農林水産学研究科修士課程の学生3人も混乗して実習を行いました。
参加した大学院連合農学研究科の学生には、「人材養成学生支援セミナーII~洋上セミナー~」の単位が付与されます。

自律型フロート(EM-APEXフロート)の投入
係留系回収作業
自律型フロート(EM-APEXフロート)の回収
福岡城南高校「海洋生物観察実習」を行いました
1.桜島海岸で(ドローンで撮影)

11月8日(金)から3日間、福岡城南高校理数コースの1年生40名が本学部を訪れ、「海洋生物観察実習」を行いました。8名ずつ以下のテーマに分かれ、学部教員の指導の下、野外での観察や実験室での計測・実験に取り組みました。

  • ドローン入門
  • 汽水域の底生生物
  • 魚肉練り製品の“足”を強くする方法は?
  • 養殖飼料に適したタンパク質原料とは?
  • 赤潮プランクトンの検出方法

「ドローン入門」では桜島まで野外調査に出かけ、「汽水域の底生生物」では、甲突川河畔を徒歩で遡りながら(5.5Km!)エビ類やカニ類、巻貝類などを採集しました。「魚肉練り製品の“足”を…」は、缶詰や練り製品の実習や製品開発の試験を行う「食品生命科学実習工場」で、水産学部ならではの機器を使用した実験を行いました。「養殖飼料に適した…」と「赤潮プランクトン…」は、高度な実験機器を備えた学生実験室を使用しました。
実験や観察だけでなく、結果のとりまとめや考察では班で活発な議論がかわされており、発表会でも積極的に質疑応答する姿が見られました。天候に恵まれ、盛りだくさんで実りある3日間であったと思います。

2.桜島がきれいです
3.何がいるかな?
4. 何が獲れた?
5.発表会

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