かごしま丸が放送大学の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました

①船内講義(海洋環境と水産業)

 2026年5月30日から5月31日の2日間、本学部附属練習船かごしま丸は、教育関係共同利用拠点認定事業の一環として、放送大学の学生を対象とした乗船実習を実施しました。

 

 放送大学からは、鹿児島学習センターの迫田健一郎事務長と福成紀代実職員に引率された「鹿児島湾洋上実習」受講の教養学部の学生20名が参加し、幅野明正船長以下のかごしま丸乗組員と学部から参加した江幡恵吾准教授の指導を受けました。

 

 「鹿児島湾洋上実習」は、かごしま丸を利用した洋上実習を主体とする現場学習型の科目で、放送大学鹿児島学習センターの全国開放型の面接授業として2013年度に新設開講されたもので、今年度も全国各地の学習センターに所属する20代~70代までの幅広い年齢層の学生が受講しました。また、今回は放送大学のキャンパスガイド撮影のため、同大学の報道クルー3名も乗船し実習生や教員に対するインタビューなどが行われました。

 

 乗船初日は船長挨拶の後、福田隆二首席一等航海士による乗船実習ガイダンスおよび退船操練が行われました。午後からは、アイスブレークを兼ねて受講者の自己紹介を行ってから畑辺佳奈子二等航海士と江幡准教授、幅野船長からそれぞれ「船体構造及び乗組員職制」、「海洋環境と水産業」、「魚の獲り方と海の環境問題」についての講義が行われました。各講義ともに質疑応答タイムには沢山の質問が投げかけられ、受講生からの熱意を感じる時間となりました。

 

 2日目は朝食後に鹿児島港の谷山1区岸壁を離岸し、コンパスデッキから出港作業を見学しました。出港後は2班に分かれて機関室の見学と船橋での操舵実習を行いました。水深200mを超える鹿児島湾中央部に到着後は、CTDと多筒採水器による海洋観測、透明度板を使用した海水の透明度観測、スミス・マッキンタイア採泥器による底質・ベントスの採集と観察、北太平洋標準ネット(NORPACネット)によるプランクトンの採集と観察の実習、ロープワークの体験実習を行いました。観測実習終了後、受講生は居室の清掃および寝具類の整頓を済ませてから実習レポートの作成に取り掛かりました。かごしま丸はすべての実習内容を完了し、午後3時過ぎに鹿児島港へ帰港しました。

 

 参加した学生からは、「操舵や海洋調査など、限られた人にしかできない事を体験することができてよかった」、「質問しやすい雰囲気があり、受講者同士でも意見交換などの交流ができた」といった感想が聞かれました。

 本実習に参加した放送大学の学生には、実習レポートに基づいて同大学の「鹿児島湾洋上実習」の単位が付与される予定です。この実習航海は、本学部の航海技術乗船実習Ⅰ受講の4年生12名との混乗で実施しました。

 

②昼食風景
③操舵体験
④海洋観測(採泥)

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