
2025年11月1日(土)~11月3日(月)に徳島文理大学で開催された第69回香料・テルペンおよび精油化学に関する討論会にて、農林水産学研究科 食品創成科学専攻 修士2年(食品生命科学分野 熊谷研究室)の椎葉望実さんがベストプレゼンテーション賞を受賞しました。この賞は、事務局から指名された選考委員が発表内容やプレゼンテーション、質疑応答への対応などを審査し、満40歳未満の優れた講演者に授与されるものです。


| 受 賞 者: | 椎葉望実 |
| 学 年: | 農林水産学研究科 食品創成科学専攻 修士課程2年 |
| 所 属: | 食品生命科学分野 熊谷研究室 |
| 受賞演題: | 「ウミウサギ(/Ovula ovum/) から得られたテルペノイドの構造と生物活性」 |
| 内 容: | 「ウミウサギ(/Ovula ovum/) から得られたテルペノイドの構造と生物活性」 内容:タカラガイと近縁のウミウサギより新規天然有機化合物を単離し、有用な生物活性(破骨細胞分化抑制効果)を見出しました。また、得られた化合物が、ウミウサギの餌である軟体サンゴ由来のものであることを明らかにしました。 さらに、構造決定の途中で遭遇したNMRスペクトルのブロード化現象について、コンピューターを用いた量子化学計算によりブロード化の原因を推定しました。 本研究成果は、防御物質を体内に取り込み、自らの身を守っていると考えられるウミウサギの興味深い生態の解明につながるとともに、そのような化合物が骨粗しょう症薬薬開発の一助となる可能性を見出しました。また、NMRのブロード化現象の解明により得られた知見は、配座自由度の高い天然物の構造解明に寄与すると考えられます。 |