特別講演会「東南アジアにおける水産業の現状と課題」を開催しました

2025年10月20日に国際機関「東南アジア漁業開発センター(SEAFDEC)」海洋工学部門長のThaweesak Thimkrap氏をお招きし、特別講演会「東南アジアにおける水産業の現状と課題」を開催し、東南アジア沿岸域における水産業の現状と水産資源の持続的な利用に向けたSEAFDECの取り組みについてご紹介していただきました。

講演では、タイ国の水産業は食料供給や地域経済を支える重要な産業であり、全国の登録漁船の約8割を占める小規模漁業は、地域の暮らしや文化に深くかかわる一方で、水産資源の減少や気候変動、漁業者の高齢化などの課題にも直面していることが示されました。これらの課題に対応するため、タイ政府とSEAFDECは漁業関係者による共同管理の推進や、環境に配慮した漁具の導入支援などを進め、持続可能な沿岸漁業の実現を目指していることが紹介されました。さらに、大型漁船による商業漁業では、IUU(違法・無報告・無規制)漁業への対策、省エネルギー化技術の導入、労働環境の改善、漁獲モニタリングシステムの整備などの取り組みが進行していることが説明されました。

講演の締めくくりには、環境保全と経済成長の両立を目指した「持続可能な水産業の構築」の重要性が強調され、東南アジアの水産業の現状と将来について理解を深める貴重な機会となりました。

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