令和7年10月3日から9日の7日間、本学部附属練習船かごしま丸は、教育関係共同利用拠点認定事業の一環として、近畿大学の学生を対象とした乗船実習を実施しました。
近畿大学からは鳥澤眞介講師に引率された農学部水産学科3年の14名の学生が参加し、幅野明正船長以下のかごしま丸教員・乗組員と学部から参加した水産資源科学分野の安樂和彦教授と三橋廷央准教授の指導を受けました。
実習初日、参加学生は学生食堂にて福田隆二首席一等航海士による乗船ガイダンスを受けました。終了後はコンパスデッキに上がってかごしま丸の出港作業を見学し、東シナ海の操業海域に向けて航走を開始しました。夕食後は食堂にて数十分のフリートークおよび他己紹介の時間を設け、両大学の学生同士で大変盛り上がりました。
2日目の午前中は2班に分かれて機関室と船橋・甲板外回りの見学を行いました。午後からは安楽教授からのトロール操業についての講義と三橋准教授の指導により立縄操業に使用する仕掛け製作を行いました。3日目、4日目は漁場に到着後、合計4回の着底トロール操業及び漁獲生物の選別・計測を行いました。5日目は午前中に宇治群島周辺海域での立縄操業とロープワーク実習を行い、午後からは船橋での操舵実習を行いながら鹿児島湾に向け航行しました。6日目は湾内でのCTD観測と船内清掃を実施し、13時過ぎに谷山港に入港しました。入港後、学生達は本航海で得た実習資料の分析等を行い、翌日9時過ぎに下船しました。
学生達からは「底曳網や立縄漁は非常に迫力があり、とても面白く貴重な体験ができた」、「座学で学んだ海洋環境の知識や漁具の原理が、実際の観測や操業を経験することによって理論と実践の結びつきを体感できた」、「実習を通して研究や将来の進路に対する意識がより明確になった」といった感想が聞かれました。
参加した近畿大学の学生には、同大学の「漁業情報学実習」の単位が付与される予定です。なお、本航海には水産資源科学乗船実習Ⅱ受講の水産学部3年の学生17名と農林水産学研究科1年の学生2名が混乗し、近畿大学と同じ実習を行いました。


