
鹿児島大学水産学部では、本年度、高大接続の強化を目的に、高校生が大学生の普段受講している授業を履修できる制度「先取り履修科目」の試行開講を行いました。本年度は小谷知也教授(水産資源科学分野)が「種苗生産学」を提供し、全15回中14回はオンデマンドで視聴してもらい、8月6日には「先取り履修スクーリング」と称して、下荒田キャンパスにおいて、15回目の対面授業及び成果発表会を実施しました。受講生は、北は愛知県から福岡、宮﨑、鹿児島の各県の高校からそれぞれ1名ずつ計4名が参加し、成果発表では、早坂央希助教(同分野)のファシリテーションの下、「マダイ種苗の飼育計画」という課題が与えられ、その発表と小谷研究室所属の学生による質疑応答が行われ、その後、西隆一郎水産学部長から修了証を授与されました。受講した高校生からは「大学生が受ける授業で内容も難しかったが、水産学に関する知識が深まった。大学に進学して学びを進めていきたい」といった感想が聞かれました。
先取り履修科目については、本年度は試行開講であったため、今回の受講生の意見なども参考にしながら、今後、本開講に向けて検討したいと考えています。
