かごしま丸が仁荷大学、釜山大学の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました

仁荷大学_釜山大学 倒立型音響測深機(CPIES)回収作業

2025年6月7日から22日の16日間、本学部附属練習船かごしま丸は教育関係共同利用拠点認定事業の一環として、仁荷大学、釜山大学の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました。

仁荷大学からは博士課程1年の学生2名が、釜山大学からはJeon Chanhyung准教授に引率された修士課程1年の学生2名と2年の学生が1名参加し、幅野明正船長以下のかごしま丸乗組員と学部から参加した中村啓彦教授、仁科文子助教及び堤英輔助教の指導と支援のもと、学位や卒業研究に必要な資料収集を行いました。

実習はLeg1(6/7-6/14)とLeg2(6/15-6/22)の2部構成で実施され、Leg1ではトカラ海峡西方の観測点から南下しながら倒立型音響測深機(CPIES)の回収作業を4点、係留型流速計の回収4点および設置2点、その他CTDおよびXCTDによる海洋観測、GPDブイの投入によるデータ収集を行い、終了後は与論島茶花港に向けて航行しました。

与論島には6/14-16まで滞在し、かごしま丸の一般公開(見学者149名)と那間小学校の児童13名と教員2名に対する見学会、与論高校の3年生4名に対する進路相談会等を行いました。また、早朝の海岸清掃にも参加し島民との交流を深めました。

Leg2では倒立型音響測深機(CPIES)の回収作業を3点、係留型流速計の回収1点および設置作業を2点、その他CTDおよびXCTD、RINKO-Profilerを用いた海洋観測を行い研究に必要なデータを収集しました。荒天により1点だけ倒立型音響測深機の設置を中止しましたが、その他の観測は計画通りに終えて22日の午前に谷山港に入港しました。

この航海には、海洋観測乗船実習Ⅰ受講の水産学部3年の15名と航海技術乗船実習Ⅰ受講の水産学部4年の10名の学生も混乗して実習を行いました。

 

仁荷大学、釜山大学 設置用ケーブル巻き込み作業
仁荷大学、釜山大学 係留型流速計回収作業

一覧に戻る

pagetop