かごしま丸が愛媛大学の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました

TRBM浮体部(測器部)の回収作業

2024年6月19日から23日の5日間(海洋観測乗船実習Ⅰ第2レグ)、本学部附属練習船かごしま丸は教育関係共同利用拠点認定事業の一環として、愛媛大学の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました。

愛媛大学からは、先端研究・学術推進機構の吉江直樹准教授と沿岸環境科学研究センターの大西秀次郎専門職員に引率された大学院理工学研究科博士前期課程1年の学生1名と2年の学生1名が参加し、幅野明正船長以下のかごしま丸乗組員と学部から参加した中村啓彦教授、仁科文子助教及び堤英輔助教の指導と支援のもと、学位研究に必要な標本採取と資料収集を行いました。

かごしま丸は、18日に寄港地の長崎港で参加学生を乗船させて観測機材の積み込みを行い、翌19日に出港して鹿児島湾口部の観測海域に向けて航行を開始しました。20日午前中に最初の観測点に到着し、Twin-NORPACネット、CTD、Turbo Map(乱流微細構造プロファイラー: Turbulence Ocean Microstructure Acquisition Profiler)による海洋観測を行いました。21日は湾口部の2地点で係留系(海底設置型ドップラー潮流計TRBM: Trawl-Resistant Bottom Mount)の回収と設置を行いました。参加学生はこれらの調査の一端を担うと共に、学位研究に必要なデータを収集しました。かごしま丸は計画した海洋観測を全て完了して、22日午前に鹿児島に帰港しました。入港後は停泊中の船内にて今航海で取得したデータの整理を行い、下船に備えて船内清掃を行いました。

この航海には、海洋観測乗船実習Ⅰ受講の本学水産学部3年生の7名と航海技術乗船実習Ⅰ受講の水産学部4年の8名の学生も混乗して実習を行いました。

 

TRBM錘部分の回収作業

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