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かごしま丸が東京海洋大学の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました

乗船ガイダンス

2021年6月13日から20日の8日間、本学部附属練習船かごしま丸は、教育関係共同利用拠点認定事業の一環として,東京海洋大学の学生を対象とした乗船実習を実施しました。

東京海洋大学からは長井健容准教授に引率された海洋科学技術研究科博士課程1年生の学生1人と同研究科修士課程1年生の学生1人(いずれもペルー国立アグラリア・ラ・モリーナ大学からの留学生)及び同研究科研究生の学生1人がそれぞれの学位研究の一部として参加し、内山正樹船長以下のかごしま丸乗組員ならびに学部から参加した中村啓彦教授、仁科文子助教の指導の下、各自の研究に必要な観測データを収集しました。

参加した東京海洋大学の学生は、トカラ群島北部~屋久島沖の観測海域で、余席利用で乗船した本学の学生、東京大学大気海洋研究所の教員やワシントン大学応用物理研究所及び海洋研究開発機構の研究員と協働し、曳航式鉛直乱流計(UVMP)や曳航式自由落下CTD(Underway-CTD)を用いた海洋観測によりデータを収集すると共に、Twin-NORPACネットによるプランクトン採集や稚魚ネットによる標本採集、CTD-CMSによる海洋観測・採水等の作業にも参加しました。また、乗船中には、参加した研究者や学生による各自の研究紹介が行われました。

なお、この航海には、東京海洋大学水産科学専攻科へ進学して海技士(航海)の資格取得を目指す、学部科目「航海技術乗船実習Ⅰ」受講の本学部海技士プログラム4年生の学生11人も混乗して実習を行いました。

かごしま丸では、引き続き、鹿児島県や国内の感染状況に応じた「乗船実習における新型コロナウィルス対策」を徹底し、三密(密閉・密集・密接)回避のための教員・学生定員の定員削減(44人から24人)、乗船中のマスク着用とこまめな手指消毒、手すりやテーブルの消毒等の確実な実施など感染拡大防止に取り組んでいます。乗船者にはご面倒、ご不便をお掛けすることになりますが、今回の実習航海も、乗船者に上記対策へのご理解とご協力により無事に計画通り終了することができました。

観測準備
Turbo-Mapによる乱流観測
乗船者間の研究交流

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