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マレーシアトレンガヌ大学水産・食品科学部、北海道大学水産学部と国際オンライン交流シンポジウムを共催しました

シンポジウムのポスター

令和2年11月30日に、マレーシアトレンガヌ大学(UMT)、北海道大学との共催で、国際オンライン交流シンポジウムを3大学の学生向けにオンライン開催しました。3大学を代表してUMT水産・食品科学部学部長のMohd Effendy Abd Wahid教授より開会の挨拶があり、その後各大学より2名の教員が15分程度それぞれの研究についての講演が行われました。本学水産学部からはバスケス・ミゲル教授による「外来種のワタリガニ捕獲のための餌や仕掛け」、塩﨑一弘准教授による「神経ペプチドYノックアウトゼブラフィッシュ:養殖研究用の 新しい実験モデル」に関するプレゼンが行われました。本シンポジウムには、3大学より約160名の学生が視聴・参加し、講演後に活発な意見交換が行われました。

ミゲル教授の講演の様子
塩﨑准教授の講演の様子
シンポジウムの様子

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201125深海魚研究会で鹿児島産PR 産官学で“西の王国”周知へ発足

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かごしま丸が本学大学院連合農学研究科と東京海洋大学の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました

人との間隔を確保して乗船説明を実施

令和2年11月15日から24日の10日間、本学部附属練習船かごしま丸は、教育関係共同利用拠点認定事業の一環として、本学大学院連合農学研究科及び東京海洋大学の学生を対象とした乗船実習を実施しました。

連合大学院農学研究科からは中村啓彦教授に引率された「人材養成学生支援セミナーⅡ~洋上セミナー~」受講の博士後期課程1年生の学生1人(本学水産学部)が参加しました。また、東京海洋大学からは長井健容助教に引率された海洋資源環境学部海洋環境科学科4年生の学生2人が卒業研究の一部として参加し、内山正樹船長以下のかごしま丸乗組員と本学部から参加した仁科文子助教の指導を受けました。

この実習は、平成27年から本学水産学部の水圏科学分野の研究者が、国内の大学及び研究機関との連携による新学術領域研究「海洋混合学の創設-物質循環・気候・生態系の維持と長周期変動の解明」の一環として実施している「黒潮とその源流域における混合過程・栄養塩輸送とその生態系の基礎構造の解明」のための海洋観測の現場で、様々な領域の研究者との協働経験や交流を通して、研究者としてのキャリアプランを描くことを主テーマとして行われました。参加した学生は、トカラ群島北部の観測海域で、本学及び東京海洋大学の教員と余席利用で乗船した東京大学大気海洋研究所の教員らと協働し、曳航式鉛直乱流計(UVMP)や曳航式自由落下CTD(Underway-CTD)を用いた観測及びTwin-NORPACネットによるプランクトン採集やCTD-CMSによる海洋観測、採水及び試料分析を通して最先端の科学的成果構築の一端を担うと共に、それぞれの博士学位研究や卒業研究に必要な試料やデータの収集を行いました。また、航海中には、引率教員による観測結果のレビューや講演も行われました。参加した大学院連合農学研究科の学生には、「人材養成学生支援セミナーII~洋上セミナー~」の単位が付与されます。

なお、この実習航海には,「大学院洋上観測乗船実習」受講の本学農林水産学研究科修士課程の学生3人も混乗して実習を行いました。

かごしま丸では、引き続き、鹿児島県や国内の感染状況に応じた「乗船実習における新型コロナウィルス対策」を徹底し、三密(密閉・密集・密接)回避のための教員・学生定員の定員削減(44人から24人)、乗船中のマスク着用とこまめな手指消毒、手すりやテーブルの消毒等の確実な実施など感染拡大防止に取り組んでいます。乗船者にはご面倒、ご不便をお掛けすることになりますが、今回の実習も全ての乗船者の対策へのご協力により無事に航海を終了することができました。

船上局でのCTDオペレーション
採水標本の処理
昼夜連続のUVMP観測

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かごしま丸が九州大学の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました

退船操練

令和2年11月5日から12日の8日間、本学部附属練習船かごしま丸は、教育関係共同利用拠点認定事業の一環として、九州大学の学生を対象とした乗船実習を実施しました。

九州大学からは望岡典隆准教授に引率された農学部水産科学分野の3年生3人と生物資源環境科学府動物・海洋生物資源学コース修士課程の2年の大学院生2人が参加し、内山正樹船長以下のかごしま丸教員・乗組員と学部から参加した小針統准教授、久米元准教授の指導を受けました。実習では、薩南海域から都井岬沖に配置された観測点で、北太平洋標準ネット(Twin-NORPACネット)によるプランクトン採集、CTDと多筒採水器による海洋観測と採水、ORIネットと稚魚ネットの曳網による生物採集を行うと共に、深夜から日出前まで漂泊中の船上から降りウナギ親魚の目視・捕獲調査を行いました。稚魚ネットとORIネットで採集された標本は、船上で選別(ソーティング)された後、その一部は分析のために九州大学に持ち帰りました。また、学部科目「海洋観測乗船実習Ⅱ」受講の本学部3年生とともに、班毎に選択したテーマについて文献調査等の結果をスライドにまとめて発表しました。下船前日には今年度末に定年退職を迎える望岡准教授による講演が行われ、これまで調査・研究をされて来た二ホンウナギの産卵場調査やウナギ資源の保全を目的とした河川での生息環境改善など興味深い内容に学生も引き込まれた様子でした。本航海は、船体動揺が大きい日もありましたが、全般に晴天に恵まれて予定していた実習をすべて実施することができたので、参加した九州大学の教員・学生は、大型練習船での洋上実習に満足したようでした。また閉講時には、望岡准教授から、共同利用制度を利用した、これまでの洋上実習の機会提供への感謝の言葉と共に、来年以降も後任教員によりかごしま丸での共同利用乗船実習を継続実施していきたいとの挨拶がありました。本実習に参加した九州大学の学生には、同大学の乗船実習の単位が付与される予定です。

この実習航海には、海洋観測乗船実習Ⅱ受講の本学部3年生の5人の学生も混乗して同じ内容の実習を行いました。

本学の練習船では、乗船時の新型コロナウィルスの感染拡大防止方策と万が一の船内での体調不良者発生時の船舶運航について「乗船実習における新型コロナウィルス対策」を策定し、国内の感染状況に応じて内容を逐次更新しています。この対策では、全ての乗船者に乗船前14日間の健康・行動観察記録、乗船時の検温・健康確認、乗船中の毎日の検温・健康確認をお願いすると共に、かごしま丸では三密(密閉・密集・密接)回避のための教員・学生定員の定員削減(44人から24人)、乗船中のマスク着用、こまめな手指消毒、手すりやテーブルの消毒等の対策を徹底して感染拡大防止に取り組んでいます。今回の乗船実習でも、九州大学及び本学の乗船者には乗船前14日間及び乗船中の検温・行動観察、乗船中のマスク着用などの対策を遵守してもらい、無事に航海を終了することができました。

ORIネット曳網による生物採集
採集生物のソーティング
望岡准教授による講演

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