HOME 投稿 2019年度公海域水産乗船実習日記[かごしま丸]最終話
公海域水産乗船実習日記 第8話[ 8/17 8/21 8/26 8/29 9/3 9/8 9/17 9/25 ]
HOME 投稿 かごしま丸が熱帯水産学国際連携履修プログラム(ILP)構成研究科の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました
令和元年9月23日、本学部附属練習船かごしま丸は、熱帯水産学国際連携履修プログラム(ILP)構成研究科の学生を対象とした乗船実習を実施しました。
この事業は、教育関係共同利用拠点認定事業の一環であると同時に、平成27年度に開設された熱帯水産学研究科プログラム(ILP: Postgraduate Programme on Tropical Fisheries with International Linkage)に基づき、水産学部で開講された農林水産学研究科サマーセッションに参加したILP構成研究科の学生を対象として実施されたものです。ILPは、鹿児島大学農林水産学研究科に加え、インドネシア国サムラトランギ大学水産・海洋科学研究科、インドネシア国ボゴール農科大学水産・海洋科学研究科、マレーシア国マレーシア・トレンガヌ大学養殖・水産学研究科、フィリピン国フィリピン大学ビサヤス校水産・海洋科学研究科、タイ国カセサート大学水産学研究科、ベトナム国ニャチャン大学大学院が連携し、共通するルールの下に共同で構築・運営する大学院国際共同教育プログラムです。ILP構成校からは、鬼頭景子助教(本学国際食料資源学特別コース専任)に引率された、本学農林水産学研究科の学生1人、サムラトランギ大学水産・海洋科学研究科の学生4人、マレーシア・トレンガヌ大学養殖・水産学研究科の学生4人、フィリピン大学ビサヤス校水産・海洋科学研究科の学生2人、カセサート大学水産学研究科の学生2人、ニャチャン大学大学院の学生2人が参加し、鹿児島港停泊中のかごしま丸船上で有田洋一二等航海士(助教)と三橋廷央次席二等航海士(助教)の指導を受けました。
実習では、“Kagoshima maru: Highly-advanced mobile platform for hands-on education and scientific researches on the sea”と題して、かごしま丸の電気推進システムや特殊操船機能などの特徴と各種の生物採集具や漁撈装置、海洋観測機器等の搭載設備とそれらを使った実習・研究の概要について英語で講義を受けるとともに、有田、三橋両航海士の案内で船内を見学しました。短時間の実習でしたが、参加したILP構成大学の学生は大いに満足したようでした。
鬼頭助教は、「来年度も、かごしま丸の航海日程を考慮してサマーセッション日程を調整し、今回のような実習・見学を実施したい。」と語っていました。
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HOME 投稿 かごしま丸が日本大学の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました
令和元年8月16日から9月13日の29日間、本学部附属練習船かごしま丸は、教育関係共同利用拠点認定事業の一環として、日本大学の学生を対象とした乗船実習を実施しました。
同大学からは小島隆人教授に引率された生物資源科学部海洋生物資源科学科の4年生1人と大学院生物資源科学研究科修士課程の1年生1人が参加し、航海中に実施したマグロ延縄操業実習を利用して、卒業研究と修士研究のための実験と資料収集を行うと共に、内山正樹船長以下のかごしま丸乗組員の指導を受けました。
4年生の学生は、海水に浸漬された異種金属間に生じる微小電流の漁獲への影響を調べるために、使用する釣針(操業あたり750~600本)の約半分に金属棒等を装着して操業を行い、釣針毎の漁獲資料を収集しました。一方、修士課程の学生は、まぐろ延縄の釣餌(イカ)を電極として用いて、これを捕食した魚の心電図記録を試みました。参加した日本大学の教員と学生は、計6回のマグロ延縄操業実習中、実験とデータ収集・整理に加えて、早朝の投縄と夕方からの揚げ縄作業の全てに参加し、本学学生と一緒に作業を行いました。また、漁場への往復時は、操業準備と後片付けに加えて、かごしま丸が北海道大学、東京海洋大学及び長崎大学の練習船と連携して実施中の環境省事業「日本沖合域におけるマイクロプラスチックを含む漂流ごみ・海底ごみ実態把握調査」の一環で行った漂流ごみ目視観測にも参加しました。
参加した日本大学教員・学生は、台風の影響のためにマグロ延縄操業実習を予定より早く切り上げざるを得なかったことを少し残念がっていましたが、一方で予想外の実験結果が得られたこともあり、長期の乗船実習に大いに満足したようでした。また、乗船中は、公海域水産乗船実習(遠洋航海)で乗船中の水産学部2年生15人と一緒に作業を行い、長期間洋上で共に生活したので、日本大学学生の下船時にはお互いに名残惜しい様子でした。小島教授は、「今回の共同利用乗船実習で得られた研究成果を出来るだけ早く論文にまとめて発表したい。学生たちは約1カ月の長期乗船ということもあり、毎日の船上での出来事が強く印象に残った様で、乗組員や水産学部学生の地道な作業や準備が安全で円滑な実習を可能にしていることに気付かされたようです。」と語っていました。
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HOME 投稿 東南アジア漁業開発センターとの学術協力協定更新に関する調印式を行いました
2003年に本学部と東南アジア漁業開発センター(SEAFDEC)との間で学術協力に関する協定を締結して以来、SEAFDEC職員、本学部の教員、学生との間で活発な交流を図ってきました。このたび協定期間の満了を迎え、今後さらに5年間の延長をするために、2019年8月26日に本学部学部長室において協定更新に関する調印式を行いました。
SEAFDECからは、Dr. Kom Silapajarn事務局長、Mr. Akito Sato 次長、Ms. Nualanong Tongdeeの3名の職員が来学しました。
調印式の終了後には特別セミナーを開催し、Dr. Kom Silapajarn事務局長による特別講演「SEAFDEC のIUU 漁業対策の紹介」が行われました。本学部の教員からはSEAFDECとのこれまでの活動実績を報告し、また、大学院・熱帯水産学国際連携プログラム(ILP)について紹介しました。SEAFDEC職員は本学部の実験施設も視察され、今後、さらに連携を図っていく上で双方の理解を深める貴重な時間となりました。