HOME Let's Enjoy水産LIFE 食品生命科学分野　４年　榊原里奈

食品生命科学分野　４年　榊原里奈

食品に関して学ぶことのできる大学を探していて、国立大では３校しかない本学水産学部の食品生命科学領域に興味を持ち、魚を食べることが好きだから自分に合いそうだと思い入学しました。２年生からの食品生命科学分野では、食品となる魚についての生物や化学と、魚介類を食べることによるヒトの健康に関するライフサイエンス、衛生学など、食と健康に関する授業や実習を受けることができます。私達がお刺身として食べているのは魚の筋肉です。生物が死ぬと死後硬直といって筋肉が硬直する現象がありますが、そのメカニズムを知り制御することで、お刺身の鮮度を保ち、美味しい食感にすることができます。また、魚介類のからだと機能を調べることは、活きた魚介類の健康維持、つまり活魚介類の品質を保つことに繋がります。皆さんはイカや貝の血液は青いことをご存じですか？私の卒業研究テーマはイカの青い血の科学で、血液にあるヘモシアニンという酸素運搬タンパク質の分子構造と生理機能を研究しています。卒業後は本学の大学院である農林水産学研究科に進学予定で、研究成果の学会発表をめざしています。水産学部は国際色豊かで、私の研究室にもノルウェーからの留学生が来ますし、私も留学を目指し、英会話にも力を入れています。勉学以外では、ヨットで鹿児島湾をクルーズしたり、桜島の近くでカヤックをして鹿児島ならではの自然を堪能しています。また、九州の山々を登山したり、キックボクシングでエクササイズしたりして、充実した学生ライフを楽しんでいます。皆さん、一緒に鹿児島大学で青い血やお刺身の科学の世界を覗いてみませんか？