かごしま丸が近畿大学の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました

ニューストンネットの説明(構造・使用方法など)

令和8年10月2日から8日の7日間、本学部附属練習船かごしま丸は、教育関係共同利用拠点認定事業の一環として、近畿大学の学生を対象とした乗船実習を実施しました。


近畿大学からは鳥澤眞介講師に引率された農学部水産学科3年の16名の学生が参加し、幅野明正船長以下のかごしま丸教員・乗組員と学部から参加した水産資源科学分野の安樂和彦教授の指導を受けました。


初日は乗船ガイダンス、船内主要部の案内を受けてから居室のベットメイクを済ませました。夕飯を食べた後はコンパスデッキに上がって出港作業を見学し、東シナ海の操業海域に向けて航走を開始しました。2日目は午前中に漂流ゴミの目視観測をブリッジから行い、午後からはニューストンネットを曳網して表層に浮遊するマイクロプラスチックの採集を行いました。この調査は東京海洋大学、九州大学、北海道大学、長崎大学及び本学が連携協力して実施中の環境省事業「漂流マイクロプラスチックを含む漂流・海底ごみの分布実態調査」の一環として毎年継続して行われています。3日目は漁場に到着し、CTDによる海洋観測実習を行った後は着底トロール操業と漁獲物の選別・測定実習を行いました。操業は全4回の予定でしたが荒天のために残り3回分の操業を中止し、片付けを行った後に鹿児島湾に向け航行を開始しました。4日目の午前中はトロール操業で獲れた魚を使って三枚おろしなどの魚体処理実習を行いました。午後からは2班に分かれて機関室および甲板外回りの見学、航海船橋(ブリッジ)での操舵実習を体験しました。かごしま丸は予定より2日早く5日目の午前中に鹿児島港に入港し、下船までの期間は操業実習で得た漁獲物データ整理やレポート作成を行いました。


学生達からは「かごしま丸で底曳網操業を実際に体験し、普段の講義だけでは分からない漁業の大変さや面白さを実感することができた」、「操舵では大きな船を自分が動かしているという特別な気持ちを味わえた」、「他大学の学生との共同生活で良い交流関係が生まれた」といった感想が聞かれました。


参加した近畿大学の学生には、同大学の「漁業情報学実習」の単位が付与される予定です。なお、本航海には水産資源科学乗船実習Ⅱ受講の水産学部3年の学生7名と大学院資源計測乗船実習受講の農林水産学研究科1年の学生1名が混乗し、近畿大学と同じ実習を行いました。

トロール漁獲物の選別と計測
操舵体験
魚体処理実習

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