2022年度公海域水産乗船実習日記[かごしま丸] 第4話



乗船実習日記 第4話
9/16、 9/99/28/24

第4話[9/16]
投縄風景

天候にも恵まれ当初予定していた8回のマグロ延縄操業を無事終えることが出来ました。

航海当直と慣れないマグロ延縄作業を1日おきにこなす為、生活リズムがつかみにくく学生にとっては肉体的にも精神的にも過酷な8日間だったことと思いますが、全員無事に達成することが出来ました。あとは北上を開始して西表島を目指します。

投縄中日出前
揚げ縄風景
アカマンボウ
ビンナガ1
ビンナガ2
揚げ縄後の野帳整理

 

 

実習生 濱 夏海

8日間の操業期間を終えて多くの貴重な体験をしました。マグロ延縄は朝の4時から投縄し、昼の2時から揚げ縄を行います。非常に大変でした。私は朝早く起きるのが苦手で集合の15分前の放送でよく起こされていました。また、揚げ縄の時はひたすら同じ作業を5時間程やっていたので毎回疲れていました。しかし、楽しかったことや嬉しかった事の方が多くあります。例えば、作業中には音楽が流れていて最近ハマっているVaundyやOfficial髭男dismなどの曲が流れていたので楽しく揚げ縄作業が出来たり、トンボやメバチ、カツオなどが満足なくらい多く獲れそれを食べたりしていい思い出になったと感じます。

船員さんの方々とお話しする機会もあり、色々な話をした事も楽しかったです。この数日間の多くの体験は私にとって非常に良い思い出になりました

実習生 藤野 尊

まぐろはえ縄では、幹縄に枝縄をつけてマグロを釣るものだった。投縄作業は朝早くから行われ、一匹でも多くのマグロを釣りあげたい私は、釣れることを願って餌をつけました。揚げ縄作業は1つの作業が1秒ずつ遅れるだけで作業終了時間が1時間も長くなってしまうことに加え揺れる船の上での作業は危険を伴うため、現場は緊張感につつまれていた。釣り上がってくるくる魚は様々であり、初めてマグロが揚がってきたときは、とても興奮した。

私は将来、漁船に乗りたいと考えているので、この延縄操業はとても貴重な経験になった。操業を通して、私たちの安全を考えながら優しく接して下さった船員さんにはとても感謝している。また、食卓に並ぶ魚は漁業者が苦労して取っていることを身にしみて感じた


第3話[9/9]
朝4時半から投縄準備

マグロ延縄操業が始まりました。実習生は慣れない作業に疲労の顔が伺えますが、実習生乗組員全員元気です。

コロナ感染症の影響で履修人数に制限をかけていることもあり例年より少人数での実習なので各個人の責任と負担が大きくなりますが、実習生も日を追うごとに作業に慣れ作業をスムーズに行えるようになってきました。各人がどのようにしたら効率的か考え話し合って作業のやり方を工夫しているところも見受けられ、マグロ延縄作業を通してチームワークが良くなっているように感じます。


揚げ縄開始
初めての獲物(ビンナガ)
暗くなっても続きます
揚げ縄終了後のデッキ磨き

 

実習生 田村侑太

これまでの乗船期間を振り返って今までの自分の生活がどれほどずさんだったかを痛感しました。船に乗る前までは昼まで眠り朝ご飯は食べる日の方が少なく、ご飯の内容もバランスの悪いものばかりを食べていました。この船に乗ってからは、朝早く起き3食しっかり食べて毎日作業や観測して夜も早く寝る規則正しい生活を送ることが出来ました。この船では集団生活が基本で、他の人と自分の生活スタイルを合わせることが難しく感じました。自分が普段何も感じない事が他の人は違うことを感じたりと色々な自分の癖を直していくのは少し難しかったです。しかし、たくさんの人と新たに知り合えたりしたので、その点では集団生活で良かったと感じます。

マグロ延縄の操業では今まで釣ったことのない大きな魚がたくさん釣れ、今までにない体験を出来ました。釣れた魚はその場で捌いて新鮮な魚を食べることが出来てとても美味しかったです。乗る前までは不安が大きかったですが、乗ってみたらとても充実した時間を過ごせることが出来、一生思い出に残ると思います

実習生 西濱匠太

今回の公海域水産乗船実習では日常では味わえないことを多く学ぶことが出来ました。船内生活は常に揺れとの戦いで、酷い時はお風呂に入るのもやっとでベッドで寝ていても自動で寝返りをうつ程でした。そんな普段とは違う環境での生活にも良いところがたくさんあり、早寝早起きに加えて毎日3食食べられることの幸せを嚙み締めました。船に乗ってから体重が約6㎏増えたことから大学生の一人暮らしがどれほど終わっているのかが分かります。船から降りたら毎日健康な生活をしようと今は思っていますが、それも家に着いてから三日ももてば良い方でしょう。

操業では朝の4時から投縄をし、6時間かけて揚げ縄をするという、肉体的にかなり厳しい労働をしましたが、マグロが10尾以上も上がった時の喜びは計り知れませんでした。その他にも得られることがたくさんあり、コロナ禍のズーム授業では会うことの出来なかった同級生とも友達になることができ、これからの学生生活をより楽しく送る上で非常に有意義な実習になったと思います


第2話[9/2]
太陽の隔時観測

鹿児島出港後、港の沖でコロナ感染症対策の為5日間の待機を経て8月27日にようやく鹿児島を離れました。

現在9月2日。鹿児島を離れて1週間、途中台風11号の影響か時化に見舞われ初めての船酔いを経験する学生もいましたが、無事にフィリピンの東部まで南下し漁場に到着
しました。たった今1回目の投縄作業を終えたところです。

学生乗組員全員元気に頑張っております。


初めての投縄作業
漂流ゴミ目視観測
ニューストンネットによる漂流ゴミサンプリング

 

実習生 大松竜也

無事出港でき、集団生活にも慣れ、操業が始まろうとしています。今までは、慣れない船の上での生活や、台風で荒れた時もあったけど、友達と励ましあってなんとか乗り越えられました。

今のGPS機能がある中、星や太陽を使って船の位置を求めてみて、こんな難しいことをするんだなと、昔の航海士の人はすごいなと思いました。操業ではたくさん水揚げして、みんなで魚を食べたいです。

実習生 内田真冬

延縄操業海域に到着するまでの本航海では、普段とは全く異なる生活を送ることができました。座学では天測計算表や天測歴を用いて自分の船位を決定する練習を行いました。また、実際に六分儀を用いて星や太陽を計測し、位置を算出する天測実習も行いました。

ワッチ(航海当直)は生活リズムの管理が難しい大変な業務でした。
今日からの操業は、たくさん水揚げが出来たらいいなと思います。


第1話[8/24]
佐久間美明 水産学部長に敬礼

8月12日。前期の試験が終了して休む間もなく、公海域水産乗船実習がスタートしました。
実習生にとっては昨年4月の入学直後に船内見学をして以来、初めての乗船です。

船内生活が初めての上、大学生になって初めての集団生活と初めて尽くしの実習ですが、乗船して10日あまり経ち船内生活にも随分慣れてきたようです。

8月22日に佐久間鹿児島大学水産学部長の激励のお言葉を頂いた後、鹿児島大学水産学部教職員の方々のお見送りを受けて出港しました。コロナ感染症対策のために、いつものような盛大な出港式が出来ないことを伝えられていた学生達ですが、水産学部関係者のお見送りを受けとても感激していました。

出港後すぐに錨泊して、現在はコロナ感染症対策のための最後の健康チェックを行っているところです。

健康チェックが完了したらいよいよ漁場へ向けて航行を開始します。
実習生全員が元気で充実した実習ができるよう学生・乗組員全員で頑張ってまいります。


天測計算練習中
昼食風景
夕食風景
延縄準備1
延縄準備2

 

 

 

実習生 前田息吹

8月22日、約1週間の船内講義の期間を経て、本日多くの方々に見送られ、いよいよ待ちに待った出航の時を迎えました。講義では航海当直の知識や天測計算等を学びました。当初は天測計算に苦労しましたが、講義を通して何度も練習問題を解くことで徐々に身に付いて来ているように感じています。

今回の実習では航海当直だけではなく、マグロ延縄操業や海洋ゴミの観測など初めて経験することが多々あるため、少し不安がありますが、五感で学び、実習を共にする仲間とともに明るくそして楽しく実習を終えられるように頑張ります。

実習生 白 アンニ

今日は公海域水産乗船実習が始まってから12日であり、出港してから2日目です。船に乗ったばかりの時、船内の位置は完全にわからないけど、この二週間を経った後で、だいぶ覚えています。

そして、船に乗った後で気付いたところは2つあります。一つ目は電力を使いすぎないように気をつけなければなりません。この短い二週間に、女子トイレは2回電気をつけないことが発生しました。その原因は電力を使いすぎて、電源が切れてしまいます。もう一つは節水を重視すべきです。出港してから1日目にみんなは10トンくらいの水を使ったことにびっくりしました。

今日も初めに当直を体験しました。最初の1時間はすごく早いけど、その後時間は非常に遅くなります。ただし、みんなは「ポテト丸」という名前の船を見つけました。どうして船の名前の最後に「丸」を付けているかのような疑問も出ています。

初めて船を乗る経験はきっと今後の人生においても貴重な思い出であると考えます。

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