私は水産学部で水産経済学、特に水産流通を学んでいます。海や魚が大好きで水産学部を選びましたが、入学後に水産物の流通を学ぶ中で気がついたのです。私は魚を「見る」より「食べる」方が好きだと。そこで水産物の流通やマーケティングを専門的に学ぶことを決めました。実社会の中で水産物を上手く流通させ価値を高めることは難しい作業ですが、その面白さにワクワクしながら毎日の講義を楽しく聴いています。漁村での実習もありますが、中でも漁船に乗ったり漁村のお母さんたちから魚料理を教えてもらったりした実習は今も忘れられません。今は就活中ですが、水産物の素晴らしさを多くの消費者に伝えることを一生の仕事にしたいと思い、それが実現できる食品商社や食品流通企業で働くことを目指して、頑張っています。
水産学部には「魚食普及サークルPESCA」という大きなサークルがあります。私もそこに所属し、魚の美味しさや素晴らしさを伝える活動をしてきました。当サークルが運営するイベント「騎射場ぶり祭plus」では、30店舗ほどの飲食店を組織し、1000人を超えるお客様をお迎えして鹿児島産水産物の素晴らしさを伝えることができました。また鹿児島市が主催する秋祭り「潮風フェスタ」にもサークルとして参加し、子供たちに魚の面白さを伝えています。仲間と魚を調理して食べることにもチャレンジしており、たまに下宿に集まっていろんな料理を作っています。サークルでは魚の捌き方なども学べるので、もっと腕を上げたいと思っています。
水産学部は単に魚や海の勉強をするところではありません。加工や流通、販売やビジネスまで幅広く学ぶチャンスがあります。また海や魚に関する様々なサークルがあり、そこでもたくさんの友達を作り、自分の世界を広げることができます。是非ここで一緒に学び、魚を楽しみませんか？