
乗船初期教育と一般的な実習
乗船初期教育と一般的な実習
■ 概要
乗船経験が無いか、または少ない学生向けの初期教育として、船舶教員によって行われる実習
■ 実習内容例
| 1) | 乗船時の安全に関する実習 火災や漏水などの非常時における対処訓練と安全機材の使用法 |
| 2) | 航海当直実習 操舵、航海当直業務等の体験的な学習、気象海象観測 |
| 3) | 機関部の見学 機関室と機関コントロールルームの見学、ブリッジのエンジンコントロールパネルの解説) |
漁業系の調査観測実習
漁業・水産工学系の調査観測実習
■ 概要
様々な漁具を使用した漁獲試験並びに漁業計測試験を行い,漁具構造,漁撈作業性,漁業計測手法,資料解析法などの漁業調査研究の手法を修得させることができます。持ち込み機器などについては、船舶教員、当直部員などで対応できるものについては支援いたします。
■ 実習内容例
| 1) | 漁業調査研究手法 漁獲試験,漁獲物の計測、図鑑による種の同定、雌雄判別、データ整理分析の方 |
| 2) | 漁業機械の実地確認 船に装備されている漁業機械の作動状況、漁業機械の動作原理の理解 |
| 3) | 漁業作業の実体験 船上作業による漁具構造と作業性 |
| 4) | 水産施設等の見学 寄港地における水産・港湾施設や大学研究所などの見学 |
| 5) | マグロ延縄操業実習 漁具の構成確認および組立て、漁獲物の測定、処理、操業中の操船および法規 |
生物・資源系の調査観測実習
海洋生物・資源系の調査観測実習
■ 概要
いろいろな観測機器や生物採取機器を利用した、海洋観測、生物採取、資源調査などを行い、データ計測や解析、標本の取り扱いや分析など、生物調査研究全般の手法を修得させることができます。持ち込み機器、船上に備え付けられている調査研究機器、標本の取り扱いなどについては、本学部の陸上教員、船舶教員、当直部員などでできるだけ支援致します。
■ 実習内容例
| 1) | 海洋観測 ・CTDシステムを使った海洋内部構造の調査 ・表層生物環境モニタリングシステムを使った広域海洋構造の調査※ ・CTD-CMSを使った海水採取 |
| 2) | 生物採取 ・プランクトンネットやVMPSを使ったプランクトン標本採取 ・稚魚ネットやMOCNESSを使った稚魚標本採取※ ・ドレッジを使った底生魚類・甲殻類などのベントス採取 ・コアサンプラーやエクマン採泥器を使った採泥 |
| 3) | 標本分析 ・濾過装置を使った海水濾過・濃縮 ・蛍光光度計・フローサイトメーター・HPLCを使った生化学分析 ・ZooScanを使ったプランクトン分類群同定※ ・船上実験室での解剖・組織標本採取・標本冷凍 |
| 4) | 資源調査 ・計量魚探を使った魚群探知や資源量測定※ ・魚体測定機器類を使った魚類・甲殻類の体長・体重測定 ・図鑑による種同定や雌雄判別 |
海洋物理系の調査観測実習
海洋物理観測系の調査観測実習
■ 概要
海洋環境の実態を把握するためには,船舶を用いた海洋観測が必要不可欠です。たとえ高度に発達した地球観測衛星でも、分析できるのは海洋の表層にすぎません。海洋の中で起きていることを正確に知るためには現場へ足を運び海中に測器を沈めて観測を実施しなければなりません。海洋物理観測系の実習では,船舶からの海洋観測の知識と技術に関する教育をおこなうことができます。
■ 実習内容例
| 1) | 海洋観測に必要な知識 海洋観測者の心得、海洋観測計画の立て方 |
| 2) | 海洋観測に必要な技術 野帳の書き方、時刻・位置・水深の測定法 |
| 3) | 海上気象観測 気温、湿度、風向、風速、雲量、天候 |
| 4) | 海表面観測 水温・塩分・透明度・水色・採水法など |
| 5) | 水温・塩分の鉛直分布測定(CTD) 鉛直プロファイルの作成 |
| 6) | 観測機器の係留法 流速計などの海底設置型観測機器の係留法 |
| 7) | 海洋観測資料整理 と報告書の作成 |
船舶運航技術系の実習
船舶運航技術系の実習
■ 概要
船舶運航技術系の実習は、航海技術や法規、造船や船舶工学、航海計器に関する電子工 学など、主に練習船に装備されている機器、設備を利用して行う実習です。他の実習において、目的地までの移動中に行われることもあります。
■ 実習内容例
| 1) | 航海当直実習 当直航海士と共に当直を行いながら、見張り、操舵、チャートワーク、レーダー測位、電子航法計器の使用、通報のための気象観測、海上遭難安全通信システム(GMDSS)の運用など、航海技術者として必要な実習を行います。 |
| 2) | 船舶工学実習 船舶の操船性能、運動性能、トリム、動揺周期など、造船・船舶工学に関する実習を行います。 |
| 3) | 船舶運航実習 出入港や狭水道通過、船舶交通の輻輳する航路など、沿岸航海における多様な場面における運航技術に関する実習を行います。 |
食品科学・流通経済系の実習
食品科学・流通系の実習
■ 概要
漁業の現場を知り、その後の鮮度保持や加工に関する基礎的な漁獲物処理法を実習を通して理解させることができます。
■ 実習内容例
| 1) | 漁撈作業 トロール投網・揚網作業の見学と魚種選別・記録 |
| 2) | 漁獲後の早期鮮度変化 死後硬直と解硬の経過観察 |
| 3) | 漁獲物の一次処理 内蔵除去、フィレー等 |
| 4) | 生鮮魚の低温貯蔵 冷凍、冷蔵処理 |
| 5) | 鮮度判定 刺身としての鮮度を評価 |
| 6) | 加工原料魚としての鮮度 初期腐敗、官能的判定 |
| 7) | 漁獲物の処理 塩蔵、乾燥処理法 |
| 8) | 水産物の商品化 流通・トレーサビリティ |
| 9) | 寄港地の市場見学 漁獲から卸売市場における衛生管理(法令、対策など) |
その他の実習
その他の実習
■ 概要
船上という特殊な環境を利用したり、船でしか行くことができない離島に行くなど、練習船の特性を生かした様々な実習を行うことができます。
■ 実習内容例
| 1) | 航船上環境における医療・看護関連の実習 船酔いの体験、悪条件化の救急治療体験など |
| 2) | 洋上サンプリングなどの理学系実習 海水、大気、底質など、洋上でサンプリングできる資料や標本を採集し、現場での一次処理などを学ぶ |
共同利用申請窓口
〒890-0056 鹿児島市下荒田四丁目50-20 国立大学法人 鹿児島大学水産学部 会計係
Copyright (c) Kagoshima University, Faculty of Fisheries, All Rights Reserved.