HOME Let's Enjoy水産LIFE 食品生命科学分野 ４年 松田明奈
祖父が鹿児島県南さつま市の笠沙町に住んでおり、帰省する度に触れ合う自然の豊かさや様々な生物が幼いころから大好きでした。特に海とそこに棲む美味しい魚に興味があり、地元である鹿児島大学の水産学部食品生命科学分野を選択しました。研究内容としては海洋生物から医薬品や化粧品、機能性食品等に応用できるような成分の探索を行いました。主に海藻のエキスを、炎症を起こした細胞に添加することによって抗炎症作用が認められるかを調べていました。熊谷研究室は食品分野の中でも海で潜ってサンプル採集ができる唯一の研究室です。勉学以外ではバイクでツーリングしたり、海洋生態研究会という部活に所属しダイビングを行ったりしていました。毎週末に、枕崎や南薩、桜島等に潜りに行き、海洋生物の生態の観察と写真撮影を楽しんでいました。卒業後は、建設・環境コンサルタントの業種に就きます。ダイビングを通して海の中で元気に過ごす生物たちに魅了された経験から、環境調査や構造物点検を行うことで、自然に棲む生物たちに負担がかからないような街をつくること、生物にとっても人にとっても住みやすい空間をつくることに興味を持ち、この職業を選びました。食べることも、料理することも海産物ももちろん大好きですが、食品分野以外の職に就くことを選択しました。一つの分野に縛られず、幅広く水産に関する事を学べて自分の中の選択肢が広がることも鹿児島大学水産学部の魅力です。皆さんに少しでも興味を持っていただけたら嬉しく思います。
