鍬崎 賢三 資源育成科学(現 水産資源科学)2007年3月学部卒

現在の職務内容
海響館は「海のいのち・海といのち」をコンセプトにして、水にかかわる生き物たちの展示を通じ、自然と人間の係わり合いや生命のすばらしさ、自然保護の大切さについて理解を深めてもらおうと取り組んでいます。私は展示部海獣展示課に所属し、イルカやアシカ、スナメリ、アザラシの飼育を担当しており、彼らの健康管理やトレーニング、プレゼンテーションを行っています。言葉が通じない相手でもトレーニングをしていると何を考えているのかわかる時があり、長く一緒にいればそれぞれの性格も見えてくるようになります。私は水族館で働き始めてから生き物に対して命の重みや尊さを感じるようになりました。この思いを水族館へ来るみなさんにも感じていただけるよう、私は動物の魅力を伝えていきたいと思っています。
在学生へ一言
私が伝えたいことは、在学期間中に多くの経験をして就職に向けて社会にどんな職業があるのかを知り、自分が本当にやりたいことを見つけることです。大切なのはできるだけ多くの選択肢の中から自分の将来について考えることだと思います。
私はダイビング部に所属していた3年間で海に潜るだけではなく多くの人との出会いや経験をすることができました。また、卒業研究では自分がやりたいことに向き合うことができました。また、水産試験場に行く機会もあり魚病検査の体験や研究についてより深く知ることができました。学生生活の中で経験した様々なことが、今の私の職業に結びついていると感じています。
大学は自分の視野を広げ、専門を掘り下げるのに最適な場所です。恵まれた環境をしっかり活用し有意義な学生生活を楽しんでください。
受験を希望する高校生へ
水産学部には生物や物理の分野にと留まらず経済など水産に関わる幅広い分野を学ぶことが出来る場所です。水産に入ったから自分の将来が決まってしまう訳ではありません。そこにはたくさんの選択肢があり、自分がやりたいと思えることにつながる道がきっとあります。

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