トピックス

2016年09月30日

研究その他

屋久島調査


久米元

調査風景1

調査風景2

調査風景3

アユ

オオウナギ

8月、9月と屋久島の川に調査に行ってきました。主な目的は、屋久島の川にどれくらいのアユが生息しているのか確認することです。アユは日本国内では北海道から鹿児島まで広く分布していますが、屋久島がそのまさに分布の南限です。(屋久島より南、すなわち奄美大島に生息しているのはアユではなく、リュウキュウアユです。)屋久島のアユは、本土のアユとは遺伝的に異なっておりとても貴重な集団なのですが、現在どれくらいの個体数が生息しているのか、また、その生活様式についてもよく分かっていません。

私たちの研究室では、アユが屋久島という環境にどのようにうまく適応して生活しているのか明らかにすることを目的として調査を開始しました。国内南限のアユと、リュウキュウアユの生態にどのような違いがみられるのか、など興味は尽きません。