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2017年12月22日

教育公開講座

今年のリュウキュウアユの産卵状況


久米元

12月16日、17日に奄美大島にリュウキュウアユについての講演、産卵観察会に行ってきました。今年は島内の全個体数がおよそ4,000尾と、過去数十年間のデータと比べても極端に少なく、とても心配な状況です。今年の春、例年通り多くの稚魚が海から遡上していたことからも、夏以降、個体数の減少の引き金となる何らかの出来事が起きたのではないかと考えられます。

奄美リュウキュウアユ保全研究会四宮会長の講演

産卵場では、川底の小石に産み付けられた卵もいくつか確認することができました。産卵がうまくいき、来年の春、たくさんの稚魚が遡上してきてくれることを望むばかりです。

産卵場の風景1

産卵場の風景2

川底の小石に産み付けられた卵