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2017年06月23日

研究教育

JKRYCSS: 2017 CRUISE


中村啓彦

JKRYCSS,Joint Kuroshio-Ryukyu Current System Studyは,日本(鹿児島大学)・中国(海洋局第二研究所)・韓国(海洋科学技術院,Inha大学)による「かごしま丸」を用いた国際共同観測です。 

2015年6月から2年間,計3回のかごしま丸による航海を実施し,これまで組織的に観測されたことがない,宮古島周辺の黒潮と琉球海流の同時観測に挑戦しました。水圏科学分野では,このような大規模な国際共同観測が,3年生の海洋観測実習の一環として実施されているのです。 

最終年となる今年の観測では,これまで2年間,海中に係留してきたすべての観測機器を回収しました。これから1年程度の期間内で,3か国で手分けして取得データの解析に励みます。どのような新発見があるか,とてもワクワクしています。