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2015年09月14日

研究教育

日中韓の国際共同海洋観測(JKRYCSS)をはじめました


中村啓彦

jkrycssスライド2

2015年6月から2年間,日本,中国,韓国の大学・研究機関が協力して,宮古島の周辺で海流系の重点観測をします。この海域には,黒潮や琉球海流といった日本近海の物質分布や生物資源に強い影響を与える巨大海流が流れていますが,その実態はこれまで十分にわかっていません。2015年6月,鹿児島大学水産学部附属練習船「かごしま丸」を利用して,海流を組織的に観測するための機材を多数海中に設置しました。この航海は,3年生の海洋観測乗船実習の一環で実施され,学生たちは国際色豊かな環境の中で,海洋観測のトレーニングを積みました。