Since 06/01/2001 |
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1986年7月,どか灰の中鹿児島大学に赴任してから,海や川に棲んでいる無脊椎動物(背骨のない生物のことです),特に,エビやカニ(難しく言うと十脚甲殻類)の生物学(分布,分類,生態など)を研究しています.今日までの18年間に51人の優れた学生とともに,どこにどんな種類がいて,どんな生活をして,今どんな状態にあるか,など「生物のあり方・生き方」を学んできました. 2004年4月,大学の法人化とともに研究環境も急変していますが,それにもめげずこれからも地道でも鹿児島に根ざした仕事を頑張った行きたいと思っています. |
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昨年,日本の大学が法人化に向けて騒然としているときに,多くの方のご好意のもと,10ヶ月間オーストラリア,ニュージーランド,シンガポールと訪問することができ,甲殻類の勉強をしてきました.これからは,甲殻類の鰓掃除機構をメインに,[形態と機能]についてさらに深く勉強していきたいと考えています.一方で,地球温暖化に伴う環境の変化を捉えるべく,水産学部近くの河口汽水域を継続的に調査し,甲殻類を中心に生物相の変遷を追跡していこうとも考えています.
右上の写真:ヤワラガニ類の一種の走査電顕(SEM)写真です.口器を取り除いています. 右下の写真:オーストラリアQueensland Museumに所蔵_れているテナガエビ類の1つMacrobrachium australienseの写真です.きちんと保存され,いつでも観察ができるようになっていました. |
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一寸前の話題
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現在,当研究室で研究しているミャンマーからの留学生ラフォンさんが,一昨年私達と一緒にミャンマーで淡水域の調査をしました.そして,テナガエビ類Genus Macrobrachiumの新種を発見し,いっしょに記載しました.その結果は,最新のProceedings of the Biological Society of Washington 2004年11月号に掲載されています.詳細は,エビのページを見てください. | |||
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先にご案内していました「川内川の生き物たち(仮題)」は「川の生き物図鑑-鹿児島の水辺から-]という題で,南方新社さまから一昨年出版されました.結構評判です.ご購入を!! |
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〒890-0056 鹿児島市下荒田4-50-20 鹿児島大学水産学部資源育成科学講座 電話 099-286-4143/FAX 099-286-4133 E-mail: suzuki@fish.kagoshima-u.ac.jp |
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