HOME 学部で学びたい方 卒業後、どんな分野に就職・進学しているの?

卒業後、どんな分野に就職・進学しているの?

水産学部で学んだ先輩達のうち、半数近くが食品製造・食品流通業界で活躍しています。水産学部は水産業を支える学部であり、水産業の中でも最も大きな産業分野である食品産業が最大の就職先となっています。食品産業は日本のGNPの約1割、全従事者の約2割を占める非常に大きな、しかも安定した産業です。有力な上場企業も多く国際化も進んでいます。加えて漁業・養殖業や漁具・造船製造などの水産業関連技術産業、環境関連産業、航海士などの海事職さらには水産系公務員や教員などを合わせると、水産学部で学んだことを生かして就職する卒業生が約7割となっています。また、大学院に進学する人もほぼ同じ進路に就職していきます。水産学部卒業生の将来には明るく確実な未来が開けています。それを掴むかどうかはあなた次第です。

卒業生・修士修了生の業種別進路割合(%)令和2年度~平成30年度

令和2年度 令和元年度 平成30年度
漁業・養殖業 3 4 2
漁業技術・養殖技術関連産業 2 3 8
造船・海運企業 2 2 2
食品製造・食品流通企業 40 41 37
環境関連産業 9 7 8
水産関連諸団体等 3 3 6
水族館・ペット産業 3 3 1
水産・海洋系公務サービス 5 6 4
教員(水産・一般) 2 2 4
農林畜産業 1 0 1
金融・保険業等 1 2 2
その他鉱工業等 3 6 5
その他サービス業等 16 20 15
非水産系公務員等 10 1 5

※令和2年度の割合に、農林水産学研究科生は含まない。

進路情報

卒業後の就職・進学状況について

▶水産学部

▶水産学研究科

▶具体的な就職先

就職活動における水産学部独自の支援活動

就活への準備は3年や4年になってから始めるのでは遅すぎます。水産学部では1年次から就職に向けた準備を計画的に進め、進路決定がスムーズに行えるようにカリキュラムや就活支援対策を構築しています。

1年次前期

必修科目「水産学とキャリア」により、水産学関連の職業について学んだ上で、自らのキャリアデザインを十数人の少人数教育で検討します。⾼校までは進学のための勉強でしたが、⼤学でやるのは就職し社会に貢献するための勉強なのです。

1年次後期

必修科目の「水産経済学」では水産業界全体を概観し、水産学と水産業が日本社会と国際社会において果たす役割や、水産業界や食品業界で働くことの意義を学びます。

2年次前期

必修科目の「水産流通論」では、水産学部生の約半数が就職する食品業界において必須の知識である水産物の流通について、その基礎的な理論や具体的な事例を学びます。日本の食品産業のリアルな現実をしっかりと学ぶことができます。
また、「水産食料経済論」「日本水産業概論」のどちらかを最低一つは選択することが義務化されています。「水産食料経済論」は世界の食料生産や消費の動向を、「日本水産業概論」では日本水産業の歴史や特徴を学びます。いずれも就職に向けた準備を進める上で重要な科目です。

2年次前期~3年次後期

水産学部では独自に「就職ガイダンス」を4回程度行っています。前期のガイダンスでは水産学部教員が水産学部の就職について解説し、後期のガイダンスでは就活に詳しい専門家を講師として外部から招き、履歴書やエントリーシートの書き方、面接対策までしっかりと支援していきます。こうした就職準備の活動には2年生からでも参加できます。
各分野ではそれぞれの人材養成目標を実現するためのカリキュラムが構築されています。講義の内容をしっかりと就職に結びつけられるように、意識して履修し学んでください。

3年次後期から4年次前期

いよいよ就職活動がスタートです。12月には業界研究のため、水産学部独自の「業界セミナー」を開催します。例年90社を超える企業が水産学部に集結し、水産業界の様々な業種・業態について学ぶことができます。3月には同様の企業に参加いただく「水産学部合同会社説明会」を開催します。これは企業と学生が就職に向けてお互いを理解し合うイベントで、ここから水産学部の就活が本格的にスタートします。また個別に水産学部を訪問して単独説明会を行う企業もあります。
企業からの採用活動や求人に関する情報は学生係が一元的に収集し、「就職・アメニティー室」に即座に掲示されます。学生はいつでもこうした就活関連情報にアクセスできます。
なお、企業によってはこれより早く採用活動を行うところもありますので、自分の行きたい業界や企業の情報は常に個人で収集することも必要です。
実際の就活においては履歴書やエントリーシートなどを書くことになりますし、何回も面接が繰り返されます。上記のガイダンスでも指導しますが、各研究室の指導教員が最も身近な相談相手となります。遠慮しないで何でも相談することが大切です。

これら水産学部における一般的な就活支援活動とは別に、主として資格を取得するための3つのプログラムを開設しています。「水産教員養成プログラム」「海技士養成プログラム」「グローバル人材育成プログラム」の3つがそれです。これら人材養成プログラムが関わる資格取得や就職活動においては、各プログラム教員が個別的に指導していくことになります。

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