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かごしま丸が東京海洋大学、愛媛大学及び九州大学の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました
自由落下曳航式乱流計による観測
降下式乱流計による観測

平成30年6月9日から24日の16日間,本学部附属練習船かごしま丸は,教育関係共同利用拠点認定事業の一環として,東京海洋大学、愛媛大学及び九州大学の学生を対象とした乗船実習を実施しました(第1レグ6月9日~18日、第2レグ6月18日~24日)。
東京海洋大学からは長井健容助教に引率された海洋科学部海洋環境科学科の4年生1人と特別聴講生1人(いずれも第2レグのみ)が、愛媛大学からは沿岸域環境科学研究センターの吉江直樹  講師に引率された理工学研究科生産環境工学専攻の修士課程1年生1人(両レグ)と数理物質科学専攻の修士課程1年生(第2レグのみ)が、九州大学からは応用力学研究所の千手智晴准教授と遠藤貴洋准教授に引率された総合理工学府大気海洋環境システム学専攻の修士課程2年生1人(第2レグのみ)がそれぞれの修士研究の一部として参加し、内山正樹船長以下のかごしま丸乗組員と学部から参加した中村啓彦教授、小針統准教授、仁科文子助教及び利用大学教員の指導と支援のもと、修士研究に必要な標本採取と資料収集を行いました。
東京海洋大学の学生は、口永良部島南方海域等での自由落下曳航式(Underway Vertical Microstructure Profiler)を用いた乱流の時空間構造の観測を、愛媛大学の学生は、第1レグでは沖縄西方の黒潮上流域で、第2レグではトカラ海域でCTD観測と多筒採水器(CMS)によるクロロフィルa分析のための採水、Twin-NORPACネットによるプランクトン採集と船上での培養実験を、九州大学の学生は、降下式乱流計(TurboMAP)やCTD/CMS等を用いて乱流と水質(水温,塩分,酸素,栄養塩など)の鉛直プロファイルの時間変化に観測を行い、それぞれの修士研究に必要な資料を収集しました。
この実習には、海洋観測乗船実習Ⅰ受講の本学部3学生14人も混乗し、本学部の海洋学グループ(海洋環境研究室,プランクトン研究室)が,共同利用大学や水産研究教育機構東北海区水産研究所の研究者と共に、新学術領域研究「海洋混合学の創設-物質循環・気候・生態系の維持と長周期変動の解明」の一環として実施している「黒潮とその源流域における混合過程・栄養塩輸送とその生態系の基礎構造の解明」を目的とした海洋学研究の観測現場への参加を通して、海洋観測の知識と技術を習得するための実習を行ないました。なお、本航海は、台風と低気圧接近の影響により、実習海域や利用大学の第2レグ乗船者の乗船日と場所(那覇から名瀬へ)など、航海日程の一部を変更して実施しました。

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