トピックス:学生

「日本水産学会九州支部大会」で水産学部食品生命科学分野の学生2名が受賞しました
「支部会長賞」1年 河辺ももこ(左)、「優秀学生発表賞」4年 烏山喜和子(右)

2018年12月8日に行われた日本水産学会九州支部大会にて、水産学研究科1年生の河辺ももこさんの発表が「支部会長賞」、水産学部4年生の烏山喜和子さんの発表が「優秀学生発表賞」を受賞しました。両発表とも、人間から魚類に広く保存されるペプチドホルモンについての研究であり、このホルモンは摂食やストレス、攻撃性などに深く関与しています。今回の学会では、河辺さんがゲノム編集技術によるノックアウトゼブラフィッシュの樹立とその行動について発表し、烏山さんは魚類におけるストレス負荷時の情動関与ホルモンの相互作用についての新知見を報告しました。これらの研究成果は、養殖業のストレス緩和方法や摂食促進物質の探索や評価法の樹立、さらに人間の機能性食品の開発や創薬への応用が期待されます。

かごしま丸が宮崎大学の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました
CTDと多筒採水器による海洋観測

平成30年11月29日から12月4日の6日間、本学部附属練習船かごしま丸は、教育関係共同利用拠点認定事業の一環として、宮崎大学の学生を対象とした乗船実習を実施しました。
同大学からは深見裕伸准教授と長野直樹准教授に引率された農学部海洋生物環境学科2年生の25人の学生が参加し、内山正樹船長以下のかごしま丸乗組員の指導を受けました。
この実習は、かごしま丸を利用して、外洋域での各種海洋調査及び生物採集の手法を学習することを目的として2011年から継続実施されているものです。実習初日は停泊中の船内で、かごしま丸教員による乗船ガイダンスと講義「国際漁場としての東シナ海および着底トロール漁業」及び「水産系練習船の連携による漂流・海底ごみ実態調査」、深見准教授による講義「IUCNレッドリスト-サンゴ類-」及び長野准教授による「持続的に水産資源利用するには?」と題した学生参加型ワークショップが行われました。2日目は、鹿児島を出港し、操舵体験及び機関室見学、ロープワーク、薩摩半島沖でのCTDと多筒採水器による海洋観測及びセッキ―板による透明度測定、日没後の稚魚ネット曳網による生物採集と標本観察等の実習を行いながら東シナ海の着底トロール操業海域に向けて航行しました。3日目は東シナ海の陸棚域で2回の着底トロール操業と漁獲物の同定・測定実習を行ないました。また、東京海洋大学、九州大学、北海道大学、長崎大学及び本学が連携協力して実施中の環境省事業「漂流マイクロプラスチックを含む漂流・海底ごみの分布実態調査」の一環として、ニューストンネット曳網による表層に浮遊するマイクロプラスチックの採集及び着底トロール曳網で回収された海底ごみの調査を行いました。参加学生は、これらの実習を通じて、大型船舶を使った洋上における海洋生物と水圏環境の調査手法を体験しました。かごしま丸は、12月2日に指宿市山川に寄港し、翌3日に有限会社坂井商店かつお節工場の見学を行いました。帰港前日には、班ごとに実習で学んだ内容からテーマを決めて、実習中に得た資料や情報、文献調査の結果をとりまとめてグループ発表を行いました。
今回の実習は、全航程好天に恵まれ、予定していた実習を無事故で全て実施できたこともあり、参加した宮崎大学の教員・学生は大いに満足したようでした。深見准教授は、「本実習は、学生にとって唯一の外洋域での実習であり、船上での団体生活、鹿児島大学の学生との交流を通した相互啓発も含めて、学生たちにとって貴重な経験となっている。また、ニューストンネット曳網では、マイクプラスチックの外に、普段の野外実習では観察できないクラゲ類など水表生物も採集された。ニューストンネット曳網による水表生物の採集・観察を実習に取り込むなど、かごしま丸の協力を得ながら内容を更に充実させて、この乗船実習を継続実施してゆきたい。」と語っていました。参加した学生には、同大学の海洋生物探査講座の単位が付与される予定です。
平成30年度のかごしま丸共同利用航海は、本航海終了をもってすべて計画通りに実施を完了しました。

着底トロール操業
稚魚ネット標本の観察・同定
トロール漁獲物の処理
福岡城南高校「海洋生物観察実習」を行いました

11月9日(金)から3日間、福岡城南高校理数コースの1年生40名が本学部を訪れ、「海洋生物観察実習」を行いました。8名ずつ以下のテーマに分かれ、学部教員の指導の下、野外での観察や実験室での計測・実験に取り組みました。

  • ドローン入門
  • 汽水域の環境と生物
  • 鮮度で魚肉の色が変わるのはなぜ?
  • 陸上閉鎖循環養殖:魚を健康に育てる方法
  • 赤潮プランクトンの検出方法

実験や観察だけでなく、結果のとりまとめや考察では班で活発な議論がかわされており、発表会でも積極的に質疑応答する姿が見られました。天候に恵まれ、盛りだくさんで実りある3日間であったと思います。

計量は慎重に
大学の実習を見学
塩分計ってます
カニ発見!出てこ〜い
桜島にてドローンを飛ばす
しっかり操縦
陸上養殖システム完成!
発表会
かごしま丸が大学院連合農学研究科、東京海洋大学及び愛媛大学の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました
参加学生の研究紹介

平成30年11月17日から26日の10日間、本学部附属練習船かごしま丸は、教育関係共同利用拠点認定事業の一環として、本学大学院連合農学研究科、東京海洋大学及び愛媛大学の学生を対象とした乗船実習を実施しました。
連合大学院農学研究科からは「人材養成学生支援セミナーII~洋上セミナー~」受講の博士後期課程3年生と1年生の学生2人(本学水産学部)が、東京海洋大学からは長井健容助教に引率された海洋資源環境学部海洋環境科学科の4年生1人とペルー国立アグラリアラモリーナ大学からの交換留学生2人が、愛媛大学からは沿岸域環境科学研究センターの吉江直樹助教に引率された同センター所属の大学院修士課程の1年生2人がそれぞれの学位研究や卒業研究の一部として参加し、内山正樹船長以下のかごしま丸乗組員と学部から参加した小針統准教授、仁科文子助教の指導を受けました。
この実習は、平成27年から本学水産学部の海洋学グループが、国内の大学及び研究機関との連携による新学術領域研究「海洋混合学の創設-物質循環・気候・生態系の維持と長周期変動の解明」の一環として実施している「黒潮とその源流域における混合過程・栄養塩輸送とその生態系の基礎構造の解明」のための海洋観測の現場で、様々な領域の研究者との協働経験や交流を通して、研究者としてのキャリアプランを描くことを主テーマとして行われました。連合大学院の学生は、トカラ海峡から室戸岬沖に至る観測海域で、黒潮の流れを横断するように設定された6つの観測線上や観測線間で、CTD-CMS、ADCP、乱流計、FRRF蛍光光度計、硝酸塩計(SUNA)等を用いた高度な海洋観測の現場を経験するとともに、最先端の科学的成果構築の一端を担いました。また、東京海洋大学の学生は船尾に装着した自由落下曳航式乱流計を用いた観測を、愛媛大学の学生はTwin-NORPACネットによるプランクトン採集やCTD-CMSによる採水と試料分析を行い、それぞれの修士研究や卒業研究に必要な試料やデータの収集を行いました。さらに、九州大学応用力学研究所の松野健特任教授による「Why and How I chose Physical Oceanography and What I enjoyed」と題した船内セミナーが開催され、研究者としてのキャリアデザインについて学ぶとともに、演者と参加学生との間で、研究テーマ選択のノウハウ等やついて活発な質疑が行われました。
この実習航海には、「大学院洋上観測乗船実習」受講の本学水産学研究科修士課程の学生6人も混乗して実習を行いました。
参加した大学院連合農学研究科の学生には、「人材養成学生支援セミナーII~洋上セミナー~」の単位が付与されます。

Twin-NORPAC Netによる生物採集
海水試料の分析準備
船内セミナー
かごしま丸が九州大学の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました
Twin-NORPACネットによるプランクトン採集

平成30年11月6日から13日の8日間、本学部附属練習船かごしま丸は、教育関係共同利用拠点認定事業の一環として、九州大学の学生を対象とした乗船実習を実施しました。
九州大学からは望岡典隆准教授に引率された農学部4年生2人と3年生3人の学生が参加し、内山正樹船長以下のかごしま丸教員・乗組員と学部から参加した小針統准教授、久米元准教授の指導を受けました。実習では、トカラ列島周辺から宮崎県都井岬沖までの海域で、黒潮の流れを横切るように配置された4本の定線上の観測点で、北太平洋標準ネット(Twin-NORPACネット)によるプランクトン採集、CTDと多筒採水器による海洋観測と採水、上記定線及び黒島北沖での環境センサー付多段開閉ネット(MOCNESS)の曳網による生物採集および鹿児島湾内での釣り実習を行うとともに、これらの実習で得た生物資料および海洋観測データの分析を行いました。さらに、夜間の漂泊時には、船上から降りウナギ親魚の目視・捕獲調査を行いました。MOCNESSで採集された標本は、船上で選別された後、分析のために九州大学に持ち帰りました。釣り実習では、釣獲された魚類の同定及び体長測定の実習を行いました。また、学部科目「海洋観測乗船実習Ⅱ」受講の本学部3年生とともに、班毎に水産有用種1種を選択し、その生物学的特徴や利用方法等について文献調査を行い、スライドにまとめて船内プレゼンテーションを行いました。
航海後半に風浪のために船体動揺が大きくなった日もありましたが、全般に晴天に恵まれて予定していた実習をすべて実施することができたので、参加した九州大学の教員・学生は、大型練習船での洋上実習に満足したようでした。本実習に参加した九州大学の学生には、同大学の乗船実習の単位が付与される予定です。
なお、この実習航海には、海洋観測乗船実習Ⅱ受講の本学部3年生の9人の学生も混乗して同じ内容の実習を行いました。

MOCNESS曳網による生物採集
MOCNESS採集標本の処理
釣り実習
かごしま丸が北里大学の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました
NORPACネットによるプランクトン採集

平成30年10月30日から11月2日の4日間、本学部附属練習船かごしま丸は、教育関係共同利用拠点認定事業の一環として、北里大学の学生を対象とした乗船実習を実施しました。
北里大学からは吉永龍起准教授と池田大介講師に引率された海洋生命科学部2年生28人の学生とTAの海洋生命科学研究科海洋生命科学専攻修士課程1年生2人が参加し、内山正樹船長以下のかごしま丸乗組員の指導を受けました。本実習は、同学部の1~3年生を対象とした必修科目である「海洋実習」のうち、2・3年次における野外実習の選択肢の1つで、学生の希望に基づき、文部科学省より教育関係共同利用拠点として認定されている全国の水産系練習船6隻(本学かごしま丸、長崎大学長崎丸、広島大学豊潮丸、三重大学勢水丸、東京海洋大学神鷹丸、北海道大学おしょろ丸)に学生を分乗させて実施されています。実習では、かごしま丸教員による乗船オリエンテーションと退船操練及び北里大学教員による実習ガイダンスを受けた後、鹿児島湾奥福山沖でのタギリカクレエビ採集を目的としたかご網操業、鹿児島湾内3か所(桜島水道、湾中央部および湾口部)での北太平洋標準ネット(NORPACネット)によるプランクトン採集、スミスマッキンタイア採泥器による底質採取およびCTD・CMSによる海洋観測と海水採取と生物標本観察ならびに採取した海水標本のクロロフィル測定、種子島南方でのMOCNESS(多段開閉式ネット・環境計測システム)による生物採取と採集標本選別の実習を行ないました。また、航行中には、北里大学教員の指導によるイルカ目視観察、かごしま丸教員と本学部科目「航海技術乗船実習Ⅱ」受講のため乗船中の海技士プログラム4年生の指導によるブリッジでの当直・操舵体験とロープワークの実習を行いました。なお、かご網による生物採集と湾内での底質採取は、共同利用制度を利用して本航海に乗船した研究科修士課程1年生のTA2人の修士研究の標本採取を兼ねて実施しました。
本航海は、期間を通して天候に恵まれ、無事故で予定した実習を行うことができたこともあり、参加した北里大学の教員・学生は、かごしま丸による洋上実習に大いに満足したようでした。本実習に参加した北里大学の学生には、同大学の海洋実習の単位が付与される予定です。

かご網投入準備
MOCNESS標本の選別と観察
ロープワーク
熱帯水産学国際連携プログラム登録学生の海外派遣が始まりました

大学院(修士課程)熱帯水産学国際連携プログラムに登録している学生たちの海外派遣が始まりました。今年度は、フィリピン大学大学院水産海洋科学研究科に2名、タイ国・カセサート大学大学院水産学研究科に1名、が派遣されています。
学生らは平成30年10月19日に日本を出発して連携先の大学へと向かい、現地の大学に到着した後、プログラムの開講式に出席しました。現地での40日間の滞在期間中に、英語による講義やフィールド実習を通して、熱帯域における水産業や海洋生態系などについて理解を深めることになっています。

かごしま丸が近畿大学の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました
トロール漁獲物の選別

平成30年10月11日から17日の7日間、本学部附属練習船かごしま丸は、教育関係共同利用拠点認定事業の一環として、近畿大学の学生を対象とした乗船実習を実施しました。
近畿大学からは鳥澤眞介講師に引率された農学部水産学科の4年生1人と3年生15人の学生が参加し、内山正樹船長以下のかごしま丸教員・乗組員と学部から参加した西隆昭准教授、山中有一准教授の指導を受けました。
実習では、乗船ガイダンスと救命艇等操練を受けた後、東シナ海での着底トロール操業実習と漁獲物の同定・測定、CTDと多筒採水器による海洋観測、鹿児島湾でのレーダー画像の見学、操舵体験と船内見学、漁獲・海洋観測資料の分析及び船内講義を行ないました。10月15日~16日は、指宿市山川に寄港し、三福水産株式会社かつお節製造工場を見学しました。また、西准教授、山中准教授及びかごしま丸の三橋次席ニ等航海士から、「かごしま丸トロール網のシンメトリーシステムと船内LAN」、「CTD観測と鹿児島湾の海洋環境」、「国際漁場としての東シナ海」、「着底トロールの漁具漁法」について船内講義を受けました。さらに鳥澤講師から、バイオロギングによる生物行動解析やまき網の漁具動態シミュレーション等、近畿大学漁業生産システム研究室の研究紹介が行われました。
漁場までの航程は、強い風浪による船体動揺のために船酔いに苦しんだ学生もいましたが、東シナ海漁場到着後は好天に恵まれ、予定したすべての実習を無事故で行うことができたこともあり、近畿大学の教員・学生は大型練習船による洋上実習に大いに満足したようでした。また、船上での共同生活を通して、両大学の学生間の親交も深まった様子でした。鳥澤講師は、「海のない奈良県のキャンパスで学んでいる学生達にとって、かごしま丸での実習は、在学中唯一の外洋での乗船体験や操業実習であり、普段の学習では得難い貴重な体験となっている。今後も共同利用制度を利用して、この有意義なフィールド実習を継続実施したい。」と語っていました。参加した近畿大学の学生には、同大学の漁業情報学実習の単位が付与される予定です。
なお、この航海には、本学部の水産資源科学乗船実習Ⅱ受講の3年生8人も混乗して近畿大学の学生と同じ内容の実習を行ったほか、水産学研究科の資源・計測乗船実習受講の大学院生2人も混乗して実習を行いました。 Continue reading “かごしま丸が近畿大学の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました”

かごしま丸2018年度遠洋航海日記


遠洋航海日記 最終話
9/21 9/17 9/13 9/07 9/1 8/28 8/22 8/17 ]

第8話[09/21]最終話
鹿児島へ帰港しました。航海日記を読んでいただきありがとうございました。

造船見学

マグロ延縄縄操業で使用した機器に感謝を込めて
これまでの授業では曖昧にしか理解できていなかったことが今回の実習航海を通じ、実際に経験することで一つずつ確実に自分のものにすることが出来ました。航海当直や操業で不規則な就寝、起床が続き、疲れがたまる日々でしたがそれらを乗り越えた今、達成感は大きなものがあります。残り僅かな乗船となりましたが一つでも多くのことを吸収して下船しようと思います。(実習生:井上 実優)
船はとても特殊な環境だと感じました。今までの日常で当たり前のように存在していたものが無く、他人と共同生活するために互いを慮る生活です。終盤に差し掛かった今となって船は「学びのための学校」となり「眠りにつき、くつろぐ家」となり「友と語らう場」となりました。知らなかったことを知り、出来なかった技術を身に着けることはとてもうれしく、学ぶことの楽しさを今改めて実感しています。(実習生:小宮 麻莉)
第7話[09/17]
乗船実習もあと数日となりましたが、最後まで気を引き締め航海は続きます。

実習風景
コンパス誤差測定

 

揚げ縄作業中の食事は一人ずつ交代で、急いで食べます。作業を一人抜けると、誰かの作業がその分増えます。縄の巻取りなど素早く正確に作業することが求められ、私にとって厳しいものでした。でもそれを乗り越えたことで仲間との絆がより一層深まりました。(実習生:高倉 亜実)
船は作業空間と居住空間が重なり、24時間誰かと同じ部屋を共有しています。その部屋は狭く、そこで長期間生活することになるため、些細なことにみんなの関心が向けられます。このような環境に慣れると乗船実習が楽しくなります。最近やっと楽しくなってきました。(実習生:藤谷 大二郎)
第6話[09/13]
台風接近のためマグロ延縄操業実習をきりあげ北上しています。

操業中の夕焼け空

操業終了後の後片付け
数は少ないですがビンナガ、キハダ、メバチのマグロ類が漁獲されました。操業では現場の緊張感や雰囲気を肌で感じられ、それは学部教室での授業とは全く異なるものでした。これまで教科書で学んだ知識の一つでしかなかった延縄漁を実際に出来たことはとても貴重な経験となりました。(実習生:川口 礼央奈)
この乗船実習では自分の内面の成長を実感することができました。多くの友人と24時間過ごす中で、より深くお互いのことを知り、時には対抗心を燃やしました。乗船もあとわずかです。多くの経験を積み重ねてさらに成長できるようがんばります。(実習生:中村 光希)
第5話[09/07]
操業実習が始まりました。マグロが釣れるように願いをこめて投縄します。

投縄準備前

投縄から約3時間、枝縄上にサンマをのせたらラストのサイン…まだかな!?
朝4時30分から準備を始め、5時投縄です。1鉢15本のしかけを50鉢作っていくのが学生の役割です。餌はサンマを使います。始めのうちは餌の付け忘れや、縄の絡みを解けなかったりと1鉢作るのに随分時間がかかり焦りました。回を重ねるごとにコツを掴みペースも早くなってきました。(実習生:石橋 翔)
練習船乗組員の第一印象は「怖い」の一言に尽きます。作業を指導してもらう中でその実際は陰で学生を支えてくれる、とても心強い味方であることが分かりました。乗組員の方々からロープワークや漁具の構成を学び、マグロ延縄操業を続けています。(実習生:藤沼 航平)
第4話[09/01]
寄港地パラオのマラカルを出港しました。いよいよマグロ延縄操業実習が3日から始まります。

マグロ延縄準備

食事も船内生活の楽しみの一つ
パラオはこれまで私が訪れたどの国の人たちより親日的で、治安も良く感じました。
町を歩けば、すぐ声を掛けてくれて会話が始まり、ある時は突然の雨に困っていると雨宿りの場所まで案内してくれました。サンゴが広がる自然豊かな海と温かいハートを持つ人々。パラオは私にとってまた訪ねてみたい国となりました。(実習生:加藤 武伸)
私たちを迎えてくれたのは鏡面のようになった海が広がる国でした。寄港中のわずかな時間を利用してパラオの自然や文化に触れることが出来ました。パラオ出港後、再び船酔いに襲われ夕食もそこそこに早々と就寝しました。明日9月3日からはいよいよ操業が始まります。初めての体験なのでワクワクしています。(実習生:小野 司貴)
第3話[08/28]
寄港地に到着しました。真っ青な空が見えたかと思うと、今度は真っ黒な雲が広がり大粒の雨が降ってきます。そんな中を学生は上陸していきます。

水平線に広がる海と夕日を背景に

天体観測
出港後、すぐ船酔いが始まり数日続きましたが、みんなと食事し会話することで徐々に良くなりました。船という狭い空間の中で快適に過ごすためには全員が協力することはもちろん、それぞれが自分の役割をしっかり果たすことが必要だと感じました。
この実習では船ことを学べますが、それ以上に人として成長することができます。(実習生:木下 広海)
10日かかり寄港地に到着しました。ここまで操業準備や航海当直、天測計算と一日、一日があっというまに過ぎていきました。早速上陸することができ、初めての海外を楽しみました。この国の方々はとても親切です。3日間寄港地を満喫します。(実習生:近田 誉睦)
第2話[08/22]
出港後、大きなうねりのため揺れが続いています。そんな中、学生は天測の課題に挑戦しています。

天測計算

船酔いに強い!?学生
実習生より
出港して驚かされたことは揺れの大きさです。カッター部で鍛えられたので船酔いは大丈夫でしたが、大きな揺れの中で立っていることさえ疲れました。当初、船酔いに悩まされた仲間も徐々に回復し、教室に賑わいが戻ってきました。乗船中はウミガメやイルカに出会え、夜空に星がとてもきれいに見えたりと、陸の上にいては味わうことのできない経験が出来ます。水産学部らしさを存分に楽しめる乗船実習だと思います。カッター部は必修です。(実習生:小池 恒輝)
今回の実習は、人生の中で最も長い期間海の上で生活する体験となっています。出港するまでは楽しくて仕方なかった船上での生活が、出港後船酔いの為一変しました。
最初は後悔もしましたが、数日過ぎて慣れてくると船酔いもまたこれも経験と、ポジティブに考えることができるようになりました。乗船実習には船酔いはつきものです。少しでも興味があれば履修をお勧めします。(実習生:太田 陽祐)
第1話[08/17]
8月17日鹿児島出港しました。航海期間は、8月17日から9月20日までの35日間です。実習生15名(3年生3名、2年生12名)は中西部太平洋海域を中心に航海実習・天体観測・マグロ延縄操業など、学んできます。寄港地は、マラカル(パラオ共和国)、那覇です。学生は最初の難関、船酔いとの闘いが始まりました。

前田芳實学長
越塩俊介水産学部長
実習生挨拶 水産学科2年 小池恒輝
実習生15名(3年生3名、2年生12名)
出航式前の実習生

谷山港から出航!
実習生より
本格的に乗船実習が始まりました。出航式には家族が見送りに来ており感謝の気持ちでいっぱいでした。港を出てすぐに作業が開始され延縄漁具準備、食事当番、天測計算と続きました。船酔いの中での天測計算は本当にきつかったです。船の揺れは想像以上に厳しく、酔い止めも効かなくなるほどでした。しっかり自分に与えられた役割を果たせるよう早く酔いを克服したいです。これからきついことがたくさんあると思いますが、仲間と協力して乗り越えていきたいです。(実習生:阿久根 彩)
熱帯水産学国際連携プログラムに基づいた大学院水産学研究科サマーセッションの開講式を実施しました

鹿児島大学大学院水産学研究科では、東南アジアの5大学と共に平成26年8月に設立した高等教育国際協力組織である「熱帯水産学国際連携プログラム」に基づき、8月20日から9月26日までの6週間、平成30年度水産学研究科サマーセッションを開講します。サマーセッションの開講に先だって、8月18日(土)に開講式を水産学部で開催しました。開講式には東南アジアの構成校から来学した16名を含む総勢約60名が出席し、越塩俊介水産学研究科長の挨拶、本プログラムの説明等の後、各構成校からの参加学生の代表が挨拶と展望についてのスピーチを行いました。
本プログラムは、鹿児島大学水産学研究科が主唱し、カセサート大学(タイ)、フィリピン大学ヴィサヤス校(フィリピン)、サムラトランギ大学(インドネシア)、マレーシア・トレンガヌ大学(マレーシア)、ニャチャン大学(ベトナム)の各水産学系研究科(修士課程)が連携して一つのカリキュラムを形成し、平成27年より開始され本年が4年目になります。
本プログラムは、グローバル化する国内外の産業社会で活躍できる人材を育成することを目的とするとともに、互いに特色と強みのある科目を提供しあうことで、単一大学では不可能な魅力ある教育を提供する、アジアの水産系高等教育の拠点の形成を目指しています。カリキュラムの統一に加えて、教員資格や単位の認定に係る規則を共通化するとともに、構成校代表者による運営協議会を設け、質の高い教育を保証しています。なお、サマーセッション期間の授業等はすべて英語で行われ、サマーセッション期間を通じ、水産学研究科では各種の国際的教育・研究活動が展開される予定です。
本プログラムは、多国の大学がカリキュラムを共有し国際共同教育を進める、アジアでは初めての取り組みです。

越塩俊介 水産学部長
授業風景
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