トピックス

公開講座「親子で冒険!かごしまの海2017」を開催しました

7月29日(土)に、水産学部キャンパスおよび錦江湾洋上で公開講座「親子で冒険!かごしまの海2017」を開催しました。たくさんの方にご応募いただき、ありがとうございました。抽選で選ばれた24名の参加者は、アイスブレーク、講義のあと、水産学部附属練習船南星丸に乗船して錦江湾洋上に繰り出し、深海生物の採集を行いました。採集された生物の観察やブリッジでの操舵体験などのほか、ナミクダヒゲエビの試食も行いました。地元の海の知られざるおいしい生き物たちを知るいい機会となったのではないでしょうか。

熱帯水産学国際連携プログラムに基づいた大学院水産学研究科サマーセッションの開講式を実施しました
越塩俊介 水産学研究科長
サマーセッション開講式参加者(左前列3人目から山本智子 水産学部副学部長、越塩俊介 水産学研究科長(水産学部長)、有川博幸 水産学部事務長

鹿児島大学大学院水産学研究科では、東南アジアの5大学と共に平成26年8月に設立した高等教育国際協力組織である「熱帯水産学国際連携プログラム」に基づき、8月21日から9月27日までの6週間、平成29年度水産学研究科サマーセッションを開講します。サマーセッションの開講に先だって、8月19日(土)に開講式を水産学部で開催しました。開講式には東南アジアの構成校から来学した17名を含む総勢約60名が出席し、越塩俊介水産学研究科長の挨拶、本プログラムの説明等の後、各構成校からの参加学生の代表が挨拶と展望についてのスピーチを行いました。
本プログラムは、鹿児島大学水産学研究科が主唱し、カセサート大学(タイ)、フィリピン大学ヴィサヤス校(フィリピン)、サムラトランギ大学(インドネシア)、マレーシア・トレンガヌ大学(マレーシア)、ニャチャン大学(ベトナム)の各水産学系研究科(修士課程)が連携して一つのカリキュラムを形成し、平成27年より開始され本年が3年目になります。
本プログラムは、グローバル化する国内外の産業社会で活躍できる人材を育成することを目的とするとともに、互いに特色と強みのある科目を提供しあうことで、単一大学では不可能な魅力ある教育を提供する、アジアの水産系高等教育の拠点の形成を目指しています。カリキュラムの統一に加えて、教員資格や単位の認定に係る規則を共通化するとともに、構成校代表者による運営協議会を設け、質の高い教育を保証しています。なお、サマーセッション期間の授業等はすべて英語で行われ、サマーセッション期間を通じ、水産学研究科では各種の国際的教育・研究活動が展開される予定です。
本プログラムは、多国の大学がカリキュラムを共有し国際共同教育を進める、アジアでは初めての取り組みです。

鹿児島大学練習船かごしま丸、環境省などが行う海洋ごみ調査に参加

<東京海洋大学、九州大学、北海道大学、長崎大学、鹿児島大学同時発表(8月8日)>

本学練習船かごしま丸は今年度から拡充強化される環境省・東京海洋大学らによる海洋ごみ調査に参加します。「海洋ごみ問題に対処するためのG7行動計画」など、国際的な重要課題として認識される海洋ごみ問題について、主に南方海域と東シナ海の調査を分担します。
漂流ゴミの目視観測、表層マイクロプラスチックの採集、海底ごみの回収分析などを行い、海洋ごみの実態や生態系への影響評価に取り組んでいきます。
このプロジェクトは大型練習船を保有する全国水産系大学との連携によるもので、かごしま丸もその一翼を担っていきます。

 

小山次朗名誉教授が平成29年度の環境省環境保全功労者環境大臣表彰を受賞しました
小山次朗 名誉教授
平成29年度の環境省環境保全功労者環境大臣表彰

2017年3月に水産学部を退職された小山次朗名誉教授が、平成29年度の環境省環境保全功労者環境大臣表彰を受けられました。
当表彰は毎年6月の環境月間にあわせて、環境保全、地域環境保全及び地域環境美化に関して顕著な功績があった者に対し、その功績をたたえるため、環境大臣により表彰されるもので、環境省の中でも最も権威のあるものです。
小山先生は、「生態毒性に精通した環境保健分野の専門家として、中央環境審議会等へ参画するとともに、化学物質の生体リスク評価手法の確立に多大な貢献を果たすなど化学物質行政の発展に顕著な功績があった」として6月14日に表彰を受けました。

7月20日、越塩俊介水産学部長がフジテレビ とくダネ!に出演しました
越塩俊介水産学部長(左)、リポート 石井てる美さん(右)

7月20日のフジテレビ「木曜のおぐら家」のコーナーで、食卓の新しい食材「パンガシウス」を越塩教授が番組の中で説明されました。

パンガシウスは、ベトナムで養殖されていますが、ナマズ目に属するパンガシウス科「パンガシウス」という南アジア一帯の池や川に生息している淡水魚であり、近年、スケトウダラが、自然保護のために世界的に漁獲制限が行われていることから、白身魚の需要に対応するため、水産関係の各社が試行錯誤を重ねる中で、解決案の一つとして、白身魚で臭みが無く、うなぎより安価で美味しいおかずの新しい食材として、新たな白身魚「パンガシウス」が日本の市場に登場しました。

番組中、同様に安価で美味しいおかずの新しい食材「バサ」についても紹介があり「パンガシウス」と同じ種類の魚であると説明され、各水産会社が海外で独自に養殖をし日本に輸入しており、和名がなかった魚なので、各社が差別化の意味で、違う名前を付けて輸入されていることの説明がありました。

また、イカについても漁獲量が減少していることから、昨年の夏以降にスルメイカが高騰した時期があったことで、そのイカの代わりの食材に「イカもどき」という製品が開発中であり、カロリーも低く、イカアレルギーを持っている方にも食べられる製品であると紹介されました。

MC・出演者の皆さんに、蒲焼で食べていただいた感想は、「厚みのある、ふわふわして香ばしい」と、その味に絶賛でした。

 

【WEBサイト】

WEBとくダネ!~ とくダネです。

「ウナギに代わりまして、代打パンガシウス?」食卓のニューフェイスが登場!

佐々木貴文 助教、2016年度漁業経済学会奨励賞を受賞

2017年6月4日、漁業経済学会より、奨励賞をいただきました。漁経済学会は、1952年に発足して以来、60年以上の長期にわたり漁業分野における経済学の深化と追究を続けてきた組織で、漁業に関する政策・生産構造・法制度・労働・歴史などを研究テーマとして活動しています。今回の奨励賞は、漁業経済学会が発行している学会誌『漁業経済研究』に掲載された3つの論文と2つの書評に対して「斯学の進歩に貢献」したと評価された結果でした。今後も、微力ではありますが、漁業経済学の発展に尽力できればと願っています。
なお、3つの論文は次の通りです。(1)佐々木貴文「「日台民間漁業取決め」締結とそれによる尖閣諸島周辺海域での日本および台湾漁船の漁場利用変化」、漁業経済学会『漁業経済研究』(第60巻第1号)、2016年1月、43~62頁。(2)佐々木貴文「水産業と学歴の近代史-福井県立小浜水産学校における人材養成に注目して-」、漁業経済学会『漁業経済研究』(第57巻第1号)、2013年1月、87~105頁。(3)佐々木貴文「近代日本の資本制漁業発達期における長崎県水産講習所の漁業者養成」、漁業経済学会『漁業経済研究』(第50巻 第3号)、2006年5月、23~51頁。

吉田侑矢さん(水産学研究科2年)、日本水産工学会学術講演会で学生優秀賞を受賞
水産学研究科2年 吉田侑矢さん

平成29年5月27~28日に水産大学校(下関市)で行われた平成29年度日本水産工学会学術講演会において、吉田侑矢さん(水産学研究科2年・水産資源科学分野)が学生優秀賞を受賞しました。
受賞した発表演題は「イワシ棒受網漁業の水揚げ物組成と選別作業時間の関係」で、現在、手作業で魚種の選別が行われているイワシ棒受網漁業の水揚げ作業について、今後、作業負担を軽減して、簡略化することを目的として、水揚げ物組成が選別作業時間に与える影響を明らかにした成果を発表しました。

かごしま丸が早稲田大学及び本学法文学部の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました
退船操練
退船操練

平成29年5月15日から5月17日の3日間、本学部附属練習船かごしま丸は、教育関係共同利用拠点認定事業の一環として、早稲田大学及び本学法文学部の学生を対象とした乗船実習を実施しました。
早稲田大学からは箱井崇史教授に引率された法学部の3年生12人が、本学法文学部からは松田忠大教授に引率された法政策学科の3年生5人と大連海事大学からの特別聴講生2人が参加し、内山正樹船長以下のかごしま丸教員・乗組員の指導を受けました。この実習航海は、両大学の共同演習「海商法セミナー」の一環として実施されたものです。
この実習は、かごしま丸での航海体験を通して、海上物品輸送という商行為について定めた法律である海商法(商法第三編)の法解釈や船舶衝突により生じた賠償責任等の裁判例に現れた事案の理解をする上で重要な、大型船舶の構造・設備、運航実務及び海上交通法規を学習することを目的として実施されました。初日は、谷山港停泊中のかごしま丸船内で乗船オリエンテーションと救命艇等操練を行った後、内山船長から「海上交通法規(海上衝突予防法、海上交通安全法、港則法)」について、松田教授からは「船舶衝突責任法」について講義を受けました。2日目は、午前9時に谷山港を出港し、2班に分かれて船内見学と操舵実習を行いながら錦江湾を南下しました。午後は、ロープワーク実習、箱井教授による船内セミナー「海商法の歴史的沿革」を受けた後、大隅半島佐多岬西方沖にて周辺を航行する船舶の航行状況の見学を行いました。夕方からは、3班に分かれて船橋で航海当直実習を行い、かごしま丸教員・乗組員の指導の下、錦江湾を北上しながら、前日の講義で学習した灯火(航海灯)の見え方による他船の進行方向や衝突のおそれの有無の判断、灯台など航路標識を使った位置決定や変針方法など大型船の航法を体験しました。
大型練習船を利用した共同セミナーは参加した学生にとっては初めての体験でしたが、今回は穏やかな天候に恵まれて、予定したすべての実習を無事故で実施できたこともあり、参加した両大学の教員及び学生は大いに満足したようでした。箱井、松田両教授は、「本実習は、我々が旅客船に乗客として乗って行う実習では体験することのできない航海当直など船舶運航の実務を体験できる点で、学生が海商法の法解釈や裁判例を学ぶ上で極めて有益であり、今後も共同利用制度を使って、この乗船実習を継続実施したい。」と語っていました。

内山船長による海上交通法規の講義
内山船長による海上交通法規の講義
箱井教授による船内セミナー
箱井教授による船内セミナー
航海当直実習
航海当直実習

 

かごしま丸が放送大学と志學館大学の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました
救命艇等操練

平成29年5月27日から5月28日の2日間、本学部附属練習船かごしま丸は、教育関係共同利用拠点認定事業の一環として、放送大学と志學館大学の学生を対象とした乗船実習を実施しました。
放送大学からは、鹿児島学習センターの職員2人に引率された「鹿児島湾洋上実習」受講の17人が、志學館大学からは淵脇千寿保講師に引率された「フィールドで学ぶ環境科学」受講の法学部2年生1人と1年生2人および人間関係学部1年生1人が参加し、内山正樹船長以下のかごしま丸乗組員と学部から参加した山中有一准教授の指導を受けました。「鹿児島湾洋上実習」は、かごしま丸を利用した洋上実習を主体とする現場学習型の科目で、放送大学鹿児島学習センターの全国開放型の面接授業として平成25年度に新設開講され、鹿児島県内はもとより、九州、近畿、関東、東北地方から20代~70代までの幅広い年齢層の学生が参加しました。また、「フィールドで学ぶ環境科学」は、本学の教育関係共同利用施設であるかごしま丸や農学部演習林での実習と講義を組み合わせた現場学習型科目として平成28年度に新設開講された科目で、受講生は放送大学の学生との混乗し、同じ内容の実習を行いました。
初日は、谷山港停泊中のかごしま丸船内で、東隆文首席一等航海士による乗船実習ガイダンス、船内見学及び救命艇等操練(退船訓練)を行った後、山中准教授と三橋廷央次席二等航海士から、「海洋観測とは」及び「海洋環境保全と持続可能な漁業」について講義を受けました。2日目は、午前8時30分に谷山港を出港し、鹿児島湾中央付近の水深200mを超える水域でCTDと多筒採水器による海洋観測、スミス・マッキンタイアー採泥器による底質・ベントスの採取と観察、北太平洋標準ネットの鉛直曳きによるプランクトンの採取と観察、セッキー板を用いた海水透明度測定の実習を行うとともに、ロープワークの実習を行いました。また、航行中は、2班に分かれて操舵体験と機関室等の見学を行いました。その後、2日間の実習のまとめとレポート作成を行いました。かごしま丸は予定したすべての実習を完了し、15時過ぎに予定通りに谷山港に帰港しました。
両大学の受講生にとって大型練習船での洋上実習は初めての体験でしたが、天候に恵まれて平穏な海況のもとで予定したすべての実習を無事故で実施できたこともあり、参加した両大学の教職員と学生は大いに満足したようでした。放送大学の学生からは、「船というプラットフォームの特長を生かした座学と実習を組み合わせた本授業を通して、海洋観測の役割や海洋環境の保全、持続可能な漁業について理解が深めることができた。」といった感想が聞かれました。また、志學館大学の淵脇講師は、「海洋観測実習を通して、身近な海である鹿児島湾(錦江湾)を三次元でとらえることができるようになった。また、放送大学の受講生や鹿児島大学4年生など社会経験や専門が異なる方たちとの共同実習・生活は、受講した学生達に良い刺激を与えたと思う。今後も共同利用制度を使って、かごしま丸での乗船実習を継続実施したい。」と語っていました。
なお、参加した放送大学の学生には、実習レポートに基づいて同大学の「鹿児島湾洋上実習」の単位が、志學館大学の学生には、陸上での指導と合わせて同大学の「フィールドで学ぶ環境科学」の単位が、それぞれ付与される予定です。

船内講義
採泥器による底質採取実習
推進器室見学

Page Top