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かごしま丸が北里大学の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました

NORPACネットによるプランクトン採集実習

平成28年12月13日から16日の4日間、本学部附属練習船かごしま丸は、教育関係共同利用拠点認定事業の一環として、北里大学の学生を対象とした乗船実習を実施しました。
北里大学からは吉永龍起准教授、池田大介講師、筒井繁行講師に引率された海洋生命科学部2年生40人の学生が参加し、内山正樹船長以下のかごしま丸乗組員と学部から参加した小針統准教授の指導を受けました。実習では、かごしま丸教員による乗船オリエンテーションと退船操練及び北里大学教員による実習ガイダンスを受けた後、鹿児島湾内及び湾口域に配置した観測点での北太平洋標準ネットによるプランクトン採集と標本観察、稚魚ネット(ORIネット)の中深層曳きによる生物採集と標本選別、CTDとキャラセル多筒採水器による海洋観測及び採取した海水標本を使ったクロロフィル測定等の実習及び谷山港沖での釣り実習を行いました。また、かごしま丸乗組員の指導で操舵体験や操舵室及び機関室見学、ロープワーク等の実習を行いました。
本航海は、荒天のために実習海域と実習日程に若干の変更を余儀なくされましたが、無事故で、予定したすべての実習を行うことができたこともあり、参加した北里大学の教員・学生は、かごしま丸による洋上実習に大いに満足したようでした。本実習に参加した北里大学の学生には、同大学の海洋実習の単位が付与される予定です。
北里大学のかごしま丸共同利用乗船実習は、平成26年度から同大学のみによる単独利用航海として実施しています。この実習は、同学部の1~3年生を対象とした必修科目である「海洋実習」の内容のうち、2・3年次における野外実習の選択肢の1つで、学生の希望に基づいて、教育関係共同利用拠点に認定された全国の練習船5隻(北海道大学おしょろ丸、東京海洋大学神鷹丸、三重大学勢水丸、長崎大学長崎丸、本学かごしま丸)に学生を分乗させて実施されています。
平成28年度のかごしま丸共同利用航海は、本航海終了をもってすべて計画通り実施を完了しました。

稚魚ネット標本の選別
CTDと多筒採水器による海洋観測実習
船上局でのCTDオペレーション実習

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