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かごしま丸が九州大学の学生を対象とした共同利用乗船実習を実施しました

平成28年11月5日から11日の7日間、本学部附属練習船かごしま丸は、教育関係共同利用拠点認定事業の一環として、九州大学の学生を対象とした乗船実習を実施しました。

九州大学からは望岡典隆准教授に引率された農学部3年生の4人と特別聴講生(台湾海洋大学在学)の1人の学生が参加し、内山正樹船長以下のかごしま丸教員・乗組員と学部から参加した小針統准教授、久米元准教授の指導を受けました。実習では、トカラ列島周辺の黒潮流域で、プランクトンネット(Twin-NORPACおよびSingle-NORPAC)、稚魚ネット、環境センサー付多段開閉ネット(MOCNESS)による生物採集、CTDと多筒採水器による海洋観測を通して、海洋環境情報やプランクトン、仔稚魚等の生物標本の収集・採集技術の実習を行うとともに、ウナギ親魚の目視・採集調査や枕崎沖での釣り実習を体験しました。MOCNESSや稚魚ネットで採集された標本は、船上で選別された後、分析のために九州大学に持ち帰りました。釣り実習では、釣獲されたカンパチやハタ類の同定及び体長測定の実習を行いました。さらに、参加した学生は、事前に班毎に水産有用種1種を選び、その生物学的特徴や利用方法等について文献調査を行い、その結果をパワーポイントにまとめて船内で発表しました。

本航海は、かごしま丸推進器の故障修理の影響により、日程を変更し、航海日数を8日間から7日間に短縮して実施しましたが、天候に恵まれ、予定していた実習をすべて実施することができたので、参加した九州大学の教員・学生は、大型練習船での洋上実習に満足したようでした。本実習に参加した九州大学の学生には、同大学の乗船実習の単位が付与される予定です。

なお、この実習航海には、海洋観測乗船実習Ⅱ受講の本学部3年生の9人の学生も混乗して同じ内容の実習を行いました。

161111info1a1MOCNESS投入準備 161111a2 MOCNESS採集標本の処理
161111a3釣り実習漁獲物の測定 161111a4グループ発表

 

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