現地報告 Bioremediation現地実験-1

水産学部 水産学部食品・資源利用分野 吉川准教授

平成21年(2009年)3月、フィリピン大学ヴィ ザヤス校(UPV)のDr. Resurreccion Sadaba、Dr. Phillip Padillaの協力の下、石油汚染のバイオレメディエーション 実験を開始した。実験定点をGuimallas島南端のTaklong 島にあるUPVステーション近傍の潮間帯に設け、海砂に風化原油と化成肥料を添加して潮間帯に埋設した。定期的に海砂を回収し、現在 DNAの調製、石油成分の分析ならびに石油分解微生物の分離を試みている。本実験により、熱帯沿岸域におけるバイオスティミュレー ションの効果が明らかになると期待される。

風化原油を添加した海砂
潮間帯に埋設したセッティングからのサンプリング
バイオレメディエーション実験のセッティング
海砂からのDNAの調製

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